【現地コラム】今季のマンUは本当に強いのか? 開幕3連勝で見えた復活への狼煙

カテゴリ:メガクラブ

山中忍

2017年08月28日

自信に満ち溢れる赤い悪魔にイブラ復帰の朗報も。

開幕2戦連続ゴールなど主に攻撃で存在感を示しているポグバ。かつての史上最高額男がハイパフォーマンスを維持できれば、リーグ戴冠も見えてくる? (C) Getty Images

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 絶妙なボールで先制点を演出したヘンリク・ムヒタリアンは、3試合で5アシストをマーク。2節には、マン・オブ・ザ・マッチにも選ばれたチャンスメーカーは、2年目のモウリーニョ体制で本領を発揮し始めた1人に挙げられる。
 
 がしかし、今シーズンのマンチェスター・Uで見違えるパフォーマンスを見せているのは、やはりポール・ポグバだろう。
 
 モウリーニョ体制下と同じ2年目を迎えた攻撃的MFは、2ボランチの相棒であるマティッチに背後を守られながら、より相手ゴールに近い位置で存在感を発揮するようになっている。レスター戦では、強力なミドルで3試合連続得点にも迫った。
 
 ハイレベルな選手たちがやるべきことをやり、チームとして勝つべくして勝つようになった今のマンチェスター・Uは自信に溢れている。ズラタン・イブラヒモビッチにおんぶに抱っこの状態だった昨シーズンとは全く違う。
 
 そして、チームはその「自信の塊」というべきイブラヒモビッチとも新たに1年契約を締結した。まだ、膝の故障からのリハビリに努めているが、遅くともシーズンの後半戦には復活の目途が立っている。
 
 現在、ラッシュフォードとアントニー・マルシアル、さらにルカクが演じているFWのポジション争いに、昨シーズンのプレミアリーグで17ゴールを決めた35歳の大砲が加われば、ライバルたちにとってはまさに悪夢だろう。
 
 現地時間9月9日のストーク戦(4節)で、開幕4連勝を収めれば、「今シーズンのマンチェスター・Uは強い」という印象はより一層に高まるに違いない。
 
 昨シーズンは69ポイントに止まった勝点も、格下と引分けた11試合のうち9試合を勝利に変えれば、歴代プレミア王者の平均86ポイント(20チーム制での過去22年間)を超えるが、はたして――。

文:山中忍
 
【著者プロフィール】
やまなか・しのぶ/1966年生まれ、青山学院大学卒。94年渡欧。イングランドのサッカー文化に魅せられ、ライター&通訳・翻訳家として、プレミアリーグとイングランド代表から下部リーグとユースまで、本場のサッカーシーンを追う。西ロンドン在住で、ファンでもあるチェルシーの事情に明るい。
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