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【SBS杯】U-18日本代表のモダンボランチが警鐘を鳴らす「このままだとアジアさえ突破できない」

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2017年08月14日

飛び級では辿り着けなかったあの檜舞台へ──。

最終戦でなんとか1勝を挙げたものの、U-18日本代表は課題山積。11月のはW杯のアジア予選がスタートする。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 神妙な面持ちで自らの課題を語る彼の心には、「このままではいけない」という危機感がある。
 
 今年5月、韓国で開催されたU-20ワールドカップ。伊藤は候補メンバーだったが、本大会の登録メンバーには残れなかった。トレーニングパートナーとして静岡での直前合宿に参加し、磐田とのトレーニングマッチでハイレベルなプレーを披露しただけに、彼にとっては無念の出来事だった。
 
「メンバーに入れなかった悔しさはすごく大きい。でも、トレーニングで内山篤監督の信頼を掴み切れなかったからで、プレーの安定感も足りなかった。だからこそ、次(現在の18歳の伊藤は次のU-20ワールドカップにも出場できる)に向けて、どんどんゴール前に飛び出していける、よりゴールに絡めるボランチになりたいと思っています。それに今回は自分の代なので、絶対に選ばれてワールドカップに出たいと思っています」
 
 明確な目標に向け、彼は自分のプレーに満足しているような時間も必要もなかった。
 
「課題がたくさん残った3試合でした。このままだとアジア1次予選(U-19アジア選手権予選)さえ突破できないと思う。本番までもう集まる時間があまりないので、詰めていけるところは詰めていきたい。それにチリもチェコもU-16の時に戦った経験はありますが、その時はふたつとも勝ったのに、18歳になってくると向こうの選手の伸び率はすごいなと感じた。日本のボール回しだけでは勝てない。より個のレベルアップをしていかないといけない」
 
 チームの中心としての自覚が芽生え、さらなる成長を目ざす伊藤洋輝。今大会で感じた自分の甘さと未熟さを、向上心と責任感に変えて、まずはワールドカップへの第一関門となる11月のアジア予選(モンゴル)に照準を合わせる。
 
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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