長友佑都もついに放出!? インテルが「真夏の大リストラ」を敢行中

カテゴリ:メガクラブ

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年08月14日

強力なライバルの加入で長友の立場は?

5人目の新戦力ダウベルトは長友の強力なライバルに。(C)Getty Images

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 長友佑都の立場も微妙な状況だ。一時は放出が濃厚とされていたが、昨シーズンに左SBの定位置を争ったクリスティアン・アンサルディが鼠径部の手術の影響でスロー調整が続いてこともあり、プレシーズンマッチはほとんどの試合で先発出場。スパレッティ監督も一定の評価を与えており、残留の可能性も高まっていた。
 
 だが、ダウベルトという強力なライバルの加入で、去就は再び不透明に。開幕前最後のテストマッチとなった8月12日のベティス戦では、ダウベルトが早速スタメン出場を果たし、後半途中からアンサルディがピッチに立った。胃腸炎のためベンチからも外れ、この最後のアピールの場を逃したのは、長友にとっては痛恨だった。
 
 現時点では、左SBがダウベルト、右SBがイタリア代表のダニーロ・ダンブロージオがレギュラー候補。いずれも左右兼用の長友、アンサルディ、ダビデ・サントンのうち、少なくとも1人はリストラの対象になるだろう。
 
 当然それは、好条件のオファーが届くかどうかでも変わってくる。いずれにせよ、ベティス戦後に指揮官が「ポジショニングのミスが2、3回あった」とコメントしたように、加入間もないダウベルトがまだまだフィットしていないのは事実。SBのサバイバル競争は、移籍市場が閉まる8月末ぎりぎりまで続くかもしれない。
 
 SB以外では、MFマルセロ・ブロゾビッチを売りに出しているほか、レンタルから復帰したCBアンドレア・ラノッキアとFWステバン・ヨベティッチについては、再び放出するのか、残留させるのかを指揮官が見極めている状況だ。
 
 また、ボルハとベシーノの加入で出番が大幅に減りそうなジョフレー・コンドグビアは、個人合意をしたバレンシアへの移籍を訴えて、8月11日の練習を無断欠席。まだ両クラブの開きはあるものの、金銭面で折り合いがつけば退団を許容する可能性はある。ただしその場合は、セントラルMFをもう1枚獲ることになるだろう。
 
 開幕まで1週間を切りながら、まだ陣容の固まっていないインテル。今後の移籍市場での動きに注目が集まる。

文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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