「アイツ、オフにここへ来たんだよ」と本田監督。
オフシーズンから高い意識を持って、身体を作って来た。6月、20節の長崎戦でJ初ゴールを決めた翌々日に、青木の母校であり、今夏のインターハイ(全国高校総体)王者となった流通経済大柏高を訪れると、本田裕一郎監督が「青木が決めたんだって? 風間監督に使われるようなら本物だね。アイツ、オフにここへ来たんだよ。午前練習に参加して帰ると思っていたら『次は何時からですか』って聞いて来たんだ」と嬉しそうに話した。
青木は昨季終了後の年末、母校の練習に約1週間にわたって参加。現役生と同じ2部練習をこなしたという。今季にかける意気込みの表われかと聞くと、青木は「顔を出すついで。怪我をした後だったから、動きを元に戻したかったので。気持ちは毎シーズン、同じようにかけていますよ」と受け流したが、キレのある動きを支える一因と言えるだろう。
試合の中でも、身体がよく動いていると感じられる場面が、多々ある。25節の熊本戦で決めたゴールは、象徴的だった。鮮やかなステップで相手を抜き去って決めたシュートは、「DAZN週間ベスト5ゴール」に選ばれた。得意とするドリブルのタッチは細やかで素早く、相手を棒立ちにさせる。一人だけ早送りで動いているようだった。
今節の松本戦では、相手の背後へ抜け出し、前へ出て来たGKの頭上をループシュートで抜いてネットを揺らした。先に飛び出したFWシモビッチがボールに触りそうだったが「ロビン(・シモビッチ)はオフサイドかもしれないけど、自分は大丈夫だと思ったし、ロビンも(わずかに)間に合っていなかったから」と貪欲に走ってシュートにつなげた。
「ロビンが行けば良いと思ったけど。ああいうギラギラ感を良い方向につなげたいですね」と笑ったのは、先輩ストライカーの佐藤寿人だ。
青木は、ゴールやアシスト以外でも、攻撃の起点になるプレーを見せていた。松本戦は、相手が積極的にプレスをかけて来たことで、ダブルボランチが自由にプレーさせてもらえず、ロングパスが多くなった。それでも、青木は「前から守備に来ている相手のボランチと(後ろに残っている)最終ラインとの間でパスを受けて前を向ければチャンスになるかなと思っていた」と相手の狭間に入り込んでボールを呼び込み、ターンを仕掛けて果敢に主導権を握りに行った。
青木は昨季終了後の年末、母校の練習に約1週間にわたって参加。現役生と同じ2部練習をこなしたという。今季にかける意気込みの表われかと聞くと、青木は「顔を出すついで。怪我をした後だったから、動きを元に戻したかったので。気持ちは毎シーズン、同じようにかけていますよ」と受け流したが、キレのある動きを支える一因と言えるだろう。
試合の中でも、身体がよく動いていると感じられる場面が、多々ある。25節の熊本戦で決めたゴールは、象徴的だった。鮮やかなステップで相手を抜き去って決めたシュートは、「DAZN週間ベスト5ゴール」に選ばれた。得意とするドリブルのタッチは細やかで素早く、相手を棒立ちにさせる。一人だけ早送りで動いているようだった。
今節の松本戦では、相手の背後へ抜け出し、前へ出て来たGKの頭上をループシュートで抜いてネットを揺らした。先に飛び出したFWシモビッチがボールに触りそうだったが「ロビン(・シモビッチ)はオフサイドかもしれないけど、自分は大丈夫だと思ったし、ロビンも(わずかに)間に合っていなかったから」と貪欲に走ってシュートにつなげた。
「ロビンが行けば良いと思ったけど。ああいうギラギラ感を良い方向につなげたいですね」と笑ったのは、先輩ストライカーの佐藤寿人だ。
青木は、ゴールやアシスト以外でも、攻撃の起点になるプレーを見せていた。松本戦は、相手が積極的にプレスをかけて来たことで、ダブルボランチが自由にプレーさせてもらえず、ロングパスが多くなった。それでも、青木は「前から守備に来ている相手のボランチと(後ろに残っている)最終ラインとの間でパスを受けて前を向ければチャンスになるかなと思っていた」と相手の狭間に入り込んでボールを呼び込み、ターンを仕掛けて果敢に主導権を握りに行った。