• トップ
  • ニュース一覧
  • 【名古屋】田口泰士に訪れた"再進化"の時。プロ入り後初のハットトリックは、その前触れだ

【名古屋】田口泰士に訪れた"再進化"の時。プロ入り後初のハットトリックは、その前触れだ

カテゴリ:Jリーグ

今井雄一朗

2017年08月07日

「4-0からの4-4なんてありえないから。舞い上がってる場合じゃない」と警鐘を鳴らす。

【警告】名古屋=田口(56分) 愛媛=河原(50分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】田口泰士(名古屋)

画像を見る

 そして3得点目は試合終了間際に滑り込みでゲット。6-4とリードし、時間を稼ぎつつ得点機をうかがっていた90+6分、敵陣深い位置でのボールキープからペナルティエリア内への侵入に成功した和泉竜司がマイナスに折り返すと、「左足で蹴ると膝が抜けるから蹴りたくないけど、最後だしまあいいか」と飛び込んできた田口が文字通り流し込むように、丁寧に左のインサイドキックでゴールを奪った。「しっかりニアが見えたのはよかった」と得点シーンを振り返り、「やっぱり膝は外れたけどね」と最後にひと言。そんな重大な古傷を抱えながら、ここまでステップアップとフル出場を続けてきたのかと思うと、彼の能力の高さに改めて鳥肌が立った。
 
「気分はそりゃあ最高だけど、4-0からの4-4なんてありえないから。舞い上がってる場合じゃない」

 常日頃より内容以上に結果を重視する男は、勝機を逸しかけた自分とチームに警鐘を鳴らす。約15分間で奪われた4つの失点にしても、「人数が足りなくて失点しているわけではないから、あの数分間でそうなるのはおかしなこと。映像を見てチームでしっかり反省しないとね」と浮かれた様子はない。攻撃のスイッチ役として、またパワフルなディフェンスの担い手として、そして得点が期待できる選手のひとりとして。田口は今回のハットトリックを機に、新たな潜在能力の扉を開いたのかもしれない。
 
取材・文:今井雄一朗(フリーライター)
【関連記事】
【J2採点&寸評】名古屋7-4愛媛|ハットトリック達成の田口がMOM!愛媛の丹羽も高く評価
計11点の乱打戦を制したのは名古屋!4-0から追いつかれるも、青木、田口のゴールで愛媛を振り切る
ヘタフェ柴崎岳の推定市場価格「2億5000万円」はチームで何番目?
長友佑都の”親友”ブラジル人MFが監督に殴りかかって解雇へ
【セルジオ越後】ペトロヴィッチ監督の解任は妥当だけど、ひとりに責任を押し付けるのは酷だ

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ