長友佑都の”親友”ブラジル人MFが監督に殴りかかって解雇へ

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年08月07日

「臆病者のクズ野郎」と監督を罵倒。

気の短さが裏目となったF・メロ(左)。今年の4月にも相手選手に殴りかかる暴挙に及んでいる。(C)Getty Images

画像を見る

 気性の荒さと激しいタックルから“ピットブル(狂犬)”と呼ばれ、16年間のプロキャリアで13度も一発退場を食らっているパルメイラスのフェリペ・メロが、ついにクラブから“レッドカード”をもらってしまった。無理もない。なんと、自軍の監督に暴力を振るったのだ。
 
 今年1月にインテルから加入した元ブラジル代表MFは、当初こそ先発で起用されていたものの、5月に就任したクカ監督の信頼を得られず6月以降は出番が激減。7月26日のブラジル・カップ準々決勝(第2レグ)のクルゼイロ戦で、久々に先発起用されたものの、58分に途中交代を命じられる。そのうえ、チームも敗退に追い込まれたことで、我慢が限界に達してしまった。
 
 翌日、練習場でクカ監督と口論になったF・メロは、文字通り「狂犬」と化す。あろことか、指揮官に殴りかかったのだ。周りにいたコーチやチームメイトがすぐ止めに入って何とかその場は収まったものの、もはやふたりの関係は修復不可能だった。
 
 2日後、ブラジルのラジオ番組に出演したF・ペロは、「あいつは臆病者で、嘘つきなクズ野郎だ」と、クカ監督をこき下ろした。ちょうどその日は妻の誕生日で、収録の前にシャンパンを飲んでいたらしく、つい饒舌になってしまったのかもしれない。
 
 クラブは、すぐさま「メロへのオファーを受け付ける。我々とは別の道に進むことになる」と、売却する意向を明らかにした。事実上の解雇だ。
 
 1年半を過ごしたインテル時代には、お互いのSNSの投稿に頻繁に登場するなど、長友佑都とも仲が良かったF・メロ。34歳のベテランにしては、あまりにも軽率な行動だった。
 
 コリンチャンス、インテルナシオナウ、サンパウロなど、複数の名門クラブが早くも獲得に興味を示しているのが、せめてもの救いか。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
【関連記事】
長友は「失敗」の部類に…インテル専門サイトが過去20年の左SBを評価
【ダメ助っ人列伝】「イチモツの大きさ」だけが伝説となったインテルMF
【シャペコエンセ連載・復興への軌跡】第2回「17年シーズンの超過密日程」
またも「カネ」で揉め事、ネイマールはサントスに続きバルサとも遺恨が…
【セリエA】決定した移籍一覧(8月5日更新)。インテルが中盤のクオリティーアップに成功

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ