【川崎】ブレ球ミドル、同点弾演出…出場18分で森谷賢太郎が示した右足のインパクト

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年08月06日

「1本くらい決められるくらいの力をつけなければ」

「あんなにフリーで枠を外すのはありえない」
決めればスーパーゴールだった。ただそれでも、彼にとってはマストでネットを揺らさなければいけない場面なのだと続ける。
 
「やっぱりそれを期待されて出されていると思いますし、そこで枠に入れたり決めたり、というのは自分の力次第。まだまだ練習をしなければいけない」
 
 鬼木監督は森谷投入の意図を「狭いスペースで受けてミドルシュートもその場から打てますし、色々な所でアクセントが付けられる」からだと語っていた。そのなかでアシストをマークしたことも指揮官は評価していたものの、森谷本人としてはやはり、その一番の期待(=ゴール)に応えられなかったことに納得がいかなかったようだ。
 
「ミドルを打てる場面が何度もありましたし、中に入ってからも僚太とか悠くんから『どんどん打っていけ』とは言われていたので。もっと打てるようにというのと、1本を決められるくらいの力をつけなければいけない」
 
 チーム随一のキック精度を持ち、右足から予測不能の軌道を描くボールを放つことができる。過去、そうしたプレーでチームを救ってきた場面は数知れない。ただ、レギュラーに定着しきれていないという側面もある。だからこそ悔しい思いが残ったのだろう。
 
 とはいえ、中村の代役として出場し、結果を残したことで評価と価値を高めたことは間違いなく、首脳陣にも好印象を残したはずだ。次こそはその右足でネットを揺らしてくれることを、期待しよう。
 
取材・文:竹中玲央奈(フリーライター)
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