「自己犠牲を厭わない一体感がものすごくある」。
仕掛け人である野々村芳和社長も、特大の期待を寄せているひとりだ。
「むっちゃ巧いんでね。あんな感じのセンスある選手は、最近の日本人にもいないんじゃないかな。とにかく速くて、ドリブルで仕掛けるんだけど、シンプルにも行ける。パスもセンスがあるしね。コンタクトプレーになったらさすがに厳しいのかもしれないけど、あれでボールを奪うのがすごく巧かったりする。けっこうやれるんじゃないかな」
ではチャナティップ自身、チーム練習に合流する前と来た後とで、日本サッカーに対する印象に変化はあったのだろうか。
「日本代表やJクラブと戦い、テクニカルで組織的なサッカーを体感した。日本のサッカーの強みなのでしょうね。そして自分が実際にコンサドーレでプレーしてみて、いま強く感じているのが、しっかり規律を守るという部分です。勝利のためにすべての選手が自分のやるべきことをきっちりやり切り、自己犠牲を厭わない一体感がものすごくある。素晴らしいと思います」
日本の文化や風土については?
「その規律を守る、というところは、日本の文化そのものなのではないでしょうか。街を歩いていてもすごくクリーンだし、日本人の国民性が出ていると思います。そして、サポーターの方々がとても優しい。マナーもすごく良いし、僕はプレーに100%集中できます。そういったサポーターの想いに応えるためにも、質の高いプレーを届けたいです」
現行システムの3-5-2にはめ込むとすれば、2シャドーの一角が現実的なポジションとなるか。クラブスタッフに訊くと、同じく今夏の新加入選手で元ジュビロ磐田の長身FW、ジェイとの相性が抜群に良いそうだ。残留争いの渦中にあるチームを救う、前線の「凸凹コンビ」となるかもしれない。
コンサドーレはチャナティップを含めた特別編成メンバーを組み、木曜夜からタイに遠征中だ。土曜日にはムアントンとの親善試合が予定されており、1万5000枚ほどのチケットはすでに完売しているという。チャナティップは異国での生活からいったん離れ、母国で十二分に英気を養えたはずだ。
そして札幌に戻れば、いよいよ待ちに待ったJデビューだ。チームとチャナティップが想定するXデーは、7月29日のJ1・19節、札幌ドームでの浦和レッズ戦。こちらもチケットの売れ行きが好調だという。
はたしてスタメンか、スーパーサブか。いずれにせよ、観衆のド肝を抜くビッグプレーで、J1に新風を吹き込んでもらいたい。
取材・文:川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)
「むっちゃ巧いんでね。あんな感じのセンスある選手は、最近の日本人にもいないんじゃないかな。とにかく速くて、ドリブルで仕掛けるんだけど、シンプルにも行ける。パスもセンスがあるしね。コンタクトプレーになったらさすがに厳しいのかもしれないけど、あれでボールを奪うのがすごく巧かったりする。けっこうやれるんじゃないかな」
ではチャナティップ自身、チーム練習に合流する前と来た後とで、日本サッカーに対する印象に変化はあったのだろうか。
「日本代表やJクラブと戦い、テクニカルで組織的なサッカーを体感した。日本のサッカーの強みなのでしょうね。そして自分が実際にコンサドーレでプレーしてみて、いま強く感じているのが、しっかり規律を守るという部分です。勝利のためにすべての選手が自分のやるべきことをきっちりやり切り、自己犠牲を厭わない一体感がものすごくある。素晴らしいと思います」
日本の文化や風土については?
「その規律を守る、というところは、日本の文化そのものなのではないでしょうか。街を歩いていてもすごくクリーンだし、日本人の国民性が出ていると思います。そして、サポーターの方々がとても優しい。マナーもすごく良いし、僕はプレーに100%集中できます。そういったサポーターの想いに応えるためにも、質の高いプレーを届けたいです」
現行システムの3-5-2にはめ込むとすれば、2シャドーの一角が現実的なポジションとなるか。クラブスタッフに訊くと、同じく今夏の新加入選手で元ジュビロ磐田の長身FW、ジェイとの相性が抜群に良いそうだ。残留争いの渦中にあるチームを救う、前線の「凸凹コンビ」となるかもしれない。
コンサドーレはチャナティップを含めた特別編成メンバーを組み、木曜夜からタイに遠征中だ。土曜日にはムアントンとの親善試合が予定されており、1万5000枚ほどのチケットはすでに完売しているという。チャナティップは異国での生活からいったん離れ、母国で十二分に英気を養えたはずだ。
そして札幌に戻れば、いよいよ待ちに待ったJデビューだ。チームとチャナティップが想定するXデーは、7月29日のJ1・19節、札幌ドームでの浦和レッズ戦。こちらもチケットの売れ行きが好調だという。
はたしてスタメンか、スーパーサブか。いずれにせよ、観衆のド肝を抜くビッグプレーで、J1に新風を吹き込んでもらいたい。
取材・文:川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)