藤田俊哉氏がVVVから英名門クラブへ移籍! フットボールの本場で目指すものとは?

カテゴリ:特集

小須田泰二

2017年07月21日

“ヨーロッパで監督になる”そのステップを踏むために本場・イングランドを選んだ。

サッカーダイジェストWebのインタビューに応えた藤田氏。リーズ移籍は、最終目標へのステップを踏むため、と語った。写真:小須田泰二

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――どのような経緯でリーズ行きの話があったのでしょうか。
 
 昨年の夏に知人の紹介で、現リーズのオーナーを紹介されたのがきっかけ。当時はまだリーズのオーナーではなかったけれど、自分がオーナーになった際には一緒に仕事をしないかって声をかけてもらった。VVVで働くことになったのも、選手時代に知人を通してハイ会長と出会ったのが始まりだったけれど、今回もプレミアリーグ観戦をきっかけにロンドンという街が好きになって、ロンドンを訪れる回数を重ねていくなかで、紹介されたひとりがリーズのオーナーになった。世界を旅していたら、たまたまそういうチャンスに巡り会えたということ。
 
――リーズではどんなポジションになるのでしょう。
 
 肩書きは『Head of Football Development-Asia LUFC』。フロントサイドの仕事をしながら、コーチングスタッフ陣とチームの強化に携わることになる。最終的な目的は“ヨーロッパで監督になること”。そのステップを踏むために、ヨーロッパへ渡ってきて、こうして本場・イングランドを選んだのだからね。イングランドでは監督のことを“マネジャー”と呼んでいる。つまり、監督になるには経営的視点を持つことも重要となる。だから、こうしてチームマネジメントを学びたいと思うようになった。
 
 例えば、アーセン・ベンゲル監督がこんなに長くアーセナルの監督を続けていられるのも、そういった面も長けているからだとも言われている。いわゆる“現場監督”の枠を超えた考え方、ゼネラルマネジャー的な視点を持つことがポイント。フットボールの本場・イングランドには、そういった指導者を目指すにあたって非常にいいお手本がいるし、チームマネジメントを学ぶことができるのも、僕にとってはチャンスだと考えた。
 
――VVVのハイ・ベルデン会長からは引き止められたのでは?
 
 そうだね。ハイ・ベルデン会長はもちろん、監督のモーリス・スタインとも何度も話し合ったのだけど、その際に「来シーズンも一緒にやろう!」と言ってもらえてすごく嬉しかった。VVVに残って、みんなと一緒にエールディビジで戦うこともすごく楽しみでもあった。それと同時にずっとこのままでいいのか……という思いもあった。もともと、自分はヨーロッパのクラブで監督になるために、オランダへやってきたからね。結論から言えば、いまが一番いいタイミングだった。
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