クラブの内情を元なでしこジャパンDFに訊く。
日本の環境に慣れ親しんでいる筆者には“夢物語”のようにも聞こえてしまう話から、少しチームの現状に話を戻したい。
悲願の1部昇格へ向けてシーズンを戦っている杭州女子は今季、監督にオランダやタイで海外指導歴を持つ林雅人、GKコーチに末藤暢晃を、また助っ人には、なでしこジャパンで代表100キャップを誇る近賀ゆかりを招聘、日本人がチームを引っ張っている。
大一番を控えた前日練習、若い選手が多いチームの中で目を輝かせながら練習に励んでいた近賀には“中国女子サッカー”はどう見えているのか、話を聞かせてもらった。
――◆――◆――
――(イングランド、オーストラリアに次いで)海外3か国目となる中国でのプレー、移籍を決断した一番の要因は何だったのでしょうか?
「日本にはないものがあると思ったんです。毎日天然芝のグラウンドで練習ができるとか、チームメイト皆がプロ選手で“昼間に全員で”練習ができるとか。日本女子サッカーでは当たり前ではないことですからね」
―――チームへ合流して4か月が過ぎました。チームメイトと毎日一緒に過ごす全寮制には、馴染めていますか?
「長い合宿をしている感じです。食事が毎日、庶民派の中華料理でキツイ面もあったり(苦笑)ただ外国人選手として一人部屋(中国人選手は二人部屋)を用意してもらっていますし、何よりチームメイトの優しさと人懐っこさに助けられています。彼女たちの影響で今まで持っていた中国の方へのイメージがかなり変わったくらいに親切なんですよ」
――世界を獲ったこともある近賀選手には“中国女子リーグのレベル”は日本女子サッカーに例えるとどのカテゴリーに相当すると感じていますか?
「中国1部がなでしこ1部下位から2部上位くらい、私がプレーする中国2部は、なでしこ2部の中位くらいですかね。ただやっているサッカーは異なりますよ。こっちの局面でのガツガツさは半端ないですから」
――中国での生活にはびっくりすることが多いのでは?
「ハプニングは多いですよ。一番驚いたのは、部屋のシャワーから真っ茶色なお湯が出てきたことですかね。その日は移動日で、練習後直ぐに準備して出発しなければならなかったので余計に焦ったというか。後でチームメイトへ話したら皆もそうだったらしいのですが、彼女たちは動じないみたいな(笑)」
悲願の1部昇格へ向けてシーズンを戦っている杭州女子は今季、監督にオランダやタイで海外指導歴を持つ林雅人、GKコーチに末藤暢晃を、また助っ人には、なでしこジャパンで代表100キャップを誇る近賀ゆかりを招聘、日本人がチームを引っ張っている。
大一番を控えた前日練習、若い選手が多いチームの中で目を輝かせながら練習に励んでいた近賀には“中国女子サッカー”はどう見えているのか、話を聞かせてもらった。
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――(イングランド、オーストラリアに次いで)海外3か国目となる中国でのプレー、移籍を決断した一番の要因は何だったのでしょうか?
「日本にはないものがあると思ったんです。毎日天然芝のグラウンドで練習ができるとか、チームメイト皆がプロ選手で“昼間に全員で”練習ができるとか。日本女子サッカーでは当たり前ではないことですからね」
―――チームへ合流して4か月が過ぎました。チームメイトと毎日一緒に過ごす全寮制には、馴染めていますか?
「長い合宿をしている感じです。食事が毎日、庶民派の中華料理でキツイ面もあったり(苦笑)ただ外国人選手として一人部屋(中国人選手は二人部屋)を用意してもらっていますし、何よりチームメイトの優しさと人懐っこさに助けられています。彼女たちの影響で今まで持っていた中国の方へのイメージがかなり変わったくらいに親切なんですよ」
――世界を獲ったこともある近賀選手には“中国女子リーグのレベル”は日本女子サッカーに例えるとどのカテゴリーに相当すると感じていますか?
「中国1部がなでしこ1部下位から2部上位くらい、私がプレーする中国2部は、なでしこ2部の中位くらいですかね。ただやっているサッカーは異なりますよ。こっちの局面でのガツガツさは半端ないですから」
――中国での生活にはびっくりすることが多いのでは?
「ハプニングは多いですよ。一番驚いたのは、部屋のシャワーから真っ茶色なお湯が出てきたことですかね。その日は移動日で、練習後直ぐに準備して出発しなければならなかったので余計に焦ったというか。後でチームメイトへ話したら皆もそうだったらしいのですが、彼女たちは動じないみたいな(笑)」