中3時には川崎U-18のエースに君臨した宮代大聖。U-17W杯では久保建英と共演も?

カテゴリ:高校・ユース・その他

竹中玲央奈

2017年06月26日

目標は大久保嘉人。現状に満足せずゴールを目指す姿は相通じるものが。

同世代との試合では別格の存在感を見せる宮代。目標は大久保嘉人だと語る。写真:竹中玲央奈

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 逆に課題と言えば、狭い局面を崩していく過程で、あえて“消えて”スペースを作る動きや、厳しいマークがつくなか、相手の目が寄っていることを利用して味方を使うといった動きにある。しかし、前を向いてからの迫力やパンチ力のあるシュート、そしてここぞというチャンスには顔を出す嗅覚は天性のものを感じさせる。
 
 そして何よりも、常に抱いている「このままではいけない」という良い意味での危機感と、自身のプレーに対してまだまだ満足しないという向上心に、伸びしろがあるように思える。それも、代表でプレーして海外との差を日常的に感じているからだと語る。
 
「代表でプレーするなかでいつも差を感じるというか……。ここ(国内)で通用しても、そこで満足したらいざそういう舞台で立った時にできないので。日々の意識は大事にしている。マークもされていますけど、(年が)上の相手と戦うことも増えるし、自分たちの学年を相手にして2人来てもやれないと、この先では通用しない。そこは2人来ても個で抜けるような力がないと」
 
 目標とし、参考にしているのは大久保嘉人だと語っている。現状に満足せず貪欲にゴールを目指すその姿は、確かに通ずるものがあるかもしれない。
 
取材・文:竹中玲央奈(フリーライター)
 
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