【藤田俊哉】取りこぼせないイラク戦は本田圭佑をいよいよ先発で使うべきタイミングだ

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年06月11日

高地での戦いでは本田のロングレンジのシュート力が生きてくる。

シリア戦では2本の右足のシュートを放ったが、イラク戦では遠目からの左足のシュートも期待したい。写真:田中研治

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 しかも、今回のイラク戦の舞台はイランのテヘランだ。標高約1200メートルの高地で戦うことになる。高地の特徴はボールが想像以上に伸びてくるから、フリーキックやミドルシュートが生きてくる。日本は積極的にシュートを狙うべきだ。もちろん逆に、日本はイラクにシュートを打たせないように警戒しなければいけないが、ロングレンジからのシュートを得意としている本田を使うべき要素は、このようにいろんなところで見えてくる。
 
 流れを作り出せる選手で、ゲームのなかでチームのバランスを取れて、しかもピンチにめっぽう強い。日本が逆境に立てば立つほど、その存在価値が高まるのが、本田という男なのだろう。
 
 振り返れば、いかなる状況であろうとも、ハリルホジッチ監督は本田を代表チームに呼び続けてきた。このようなアクシデントが起きることを、指揮官はずっと想定していたのではないか。そう深読みしてしまうほど、今回のイラク戦は本田スタメン起用のグッドタイミングなシチュエーションなのである。
 
■プロフィール
藤田俊哉(ふじた・としや)/1971年10月4日生まれ、静岡県出身。清水市商高-筑波大-磐田-ユトレヒト(オランダ)-磐田-名古屋-熊本-千葉。日本代表24試合・3得点。J1通算419試合・100得点。J2通算79試合・6得点。J1では、ミッドフィルダーとして初めて通算100ゴールを叩き出した名アタッカー。2014年からVVVフェンロのコーチとして指導にあたっている。
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