バイエルンやバルサよりも…B・シウバはなぜマンCを選んだのか?【インタビュー】

カテゴリ:メガクラブ

松澤浩三

2017年06月01日

「アイドルは子供の頃からずっとルイ・コスタだった」

16-17シーズンのCLでは決勝トーナメント1回戦でマンCと対戦。ペップにも鮮烈な印象を残し、移籍オファーが届いた。(C)Getty Images

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――ポルトガルは歴史的に多くの素晴らしい「ナンバー10」を輩出してきた。君もその系譜に連なるテクニシャンだ。
 
「近年のポルトガルは、素晴らしい攻撃的な選手を輩出し、彼らは様々な成功を収めてきた。攻撃的ミッドフィルダーはとくに多かったね。その意味ではスペインと似ているかもしれない。国としては小さいからスペインほど多くのタレントを生み出せてはいないけど、大きくて強い選手が多い北ヨーロッパの国々と違った武器が僕らにはある。小柄な選手は、フィジカルでは劣るかもしれないけれど、その代わりにほかの面を強化して改善していかなければならない。素早く頭を回転させて、色々なことを瞬時に判断しなければいけないんだ。ナンバー10でプレーする場合、クレバーなのは大きなアドバンテージになる。素早く機転を利かせてプレー選択をすることが必要になるからね。身体が小さいと、ほかの面を発達させなくてはいけない。僕もそうやって自分を鍛えてきたよ」
 
――ポルトガル代表のレジェンドであるデコも君のことを称賛していた。子供の頃のアイドルは?
 
「デコが自分を褒めてくれるなんて、最高だよね。当時の代表チームの中でも、デコはトップクラスの選手だった。デコとルイ・コスタは正真正銘のレジェンドだ。その一人であるデコが僕を褒めてくれているのは、本当に嬉しいよ。そうそう、子供の頃から僕のヒーローは、ルイ・コスタだ。僕はベンフィカ・ファンとして育ってきたし、ルイ・コスタはその憧れのクラブで育成され、キャリアの最後を過ごしたのもベンフィカだった。ポジションも僕と似ているしね。僕にとってのアイドルだ」
 
――16-17シーズンのチャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグでは、モナコの一員としてエティハド・スタジアムのピッチに立った。
 
「負けてしまったし(3-5)、結果は残念だったのは間違いない。ただ、あの試合は素晴らしい一戦だった。両チームがフットボールをして、ゴールを奪おうと戦い続けた。結果的にそれがファンタスティックな試合になった理由だと思う。エティハド・スタジアムという舞台もあの試合をスペシャルにしたね」
 
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