【J1採点&寸評】浦和 - 清水|興梠慎三、鄭大世、ストライカー競演!4人のFWに「7」

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2017年05月20日

浦和――ハットトリックの興梠に最高点。リーグ初出場の矢島は貴重な収穫。

古巣と対戦した高木だが、攻撃的布陣の中で逆に前線に人が殺到して埋没してしまった。写真:サッカーダイジェスト写真部

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18 駒井善成 5.5
興梠の2点目のアシストは、タイミングもバッチリだった。それでもクロスやパスが相手の足もとに飛んでしまうシーンが目立ち、そこから相手のカウンターを許した。70分過ぎからはボランチ、再び右ウイングバックとポジションを代えながらよく走った。

9 武藤雄樹 5.5
決定的なヘディングシュートは、六反に阻まれる。こうした乱打戦では、彼の前線からのプレッシングは、かなりチームを助けていた。が、勝てなかったのも「9番」の一撃がなかったからだ、とも言えた展開に。
 
20 李 忠成 5(68分 OUT)
興梠とポジションを入れ替わりながら前線のターゲットとなり、DFを引き寄せる潰れ役となって先制点につなげた。ただ下がってボールを受けることが多く、相手の嫌がる位置でプレーできず途中交代に。
 
FW
30 興梠慎三 7 MAN OF THE MATCH
開始30秒に訪れた決定的なシュートはポストを叩いたが——その後、ハットトリックを達成。コンディションは万全ではなかったようだが、エースストライカーの役目を果たした。

交代出場
MF
13 高木俊幸 5.5(68分 IN)
切り札として投入。サイドへの揺さぶりをかけたものの、持ち味であるドリブル突破での切り崩しは見せられなかった。
 
FW
21 ズラタン —(80分 IN)
最前線に投入される。矢島からのキラーパスのトラップが大きくなったが……前を向ければゴールを奪えただけに惜しかった。せめて決定機は作りたかった。
 
MF
39 矢島慎也 —(84分 IN)
ようやく浦和復帰後、今季リーグ初出場を果たす。テンポよく、ミスなくボールをさばき、チップキックでチャンスメイク。3-5-2の攻撃的布陣を支えるアンカーとして、難しい役回りをこなす。この日の貴重な収穫だ。 
 
 監督
ペトロヴィッチ 5.5
劣勢時の守備を修正できないまま失点を重ねてしまった。負傷者が戦列に戻り、矢島も戦力に加わってきた。再びACLとの連戦に突入するだけに、ここから手腕の見せどころになりそうだ。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
 
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