【黄金世代・復刻版】1999 ワールドユース激闘録~銀色の軌跡(前編)

カテゴリ:特集

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年05月08日

2戦目にして迎えた大きな山場。

なかなか攻撃の歯車が噛み合わない日本。とくに合流まもない永井(14番)は適応に苦しんだ。写真:ヤナガワゴッー!

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[グループリーグ第2戦:日本 3-1 アメリカ]

得点者:日=オウンゴール(10分)、高原(51分)、小笠原(85分) ア=フタガキ(74分)
 
出場メンバー:GK南/DF辻本、手島、中田/MF遠藤、酒井、本山(84分・石川)、小笠原、小野(74分・加地)/FW永井、高原(89分・播戸)

2戦目にして迎えた大きな山場
 
 負ければ即アウト、引き分けでもグループリーグ敗退が決定しかねない正念場の一戦だ。
 
 悲壮感を漂わせる日本の第2戦の相手は、初戦でイングランドを破っているアメリカ。決して楽観視できない難敵だったが、開始10分、思わぬ幸運が日本に舞い込んだ。小野が中央にいた小笠原にダイレクトパスを通そうとしたところ、アメリカDFに当たってコースが変わり、ネットを揺らしたのである。
 
 その後は、あいかわらずチャンスは作るもゴールが遠い展開が続く。そんなじりじりした流れを打破したのがエースだ。後半に突入して6分後、小野の素早いスローインから高原が力強いドリブルで仕掛け、そのまま20メートルの位置から左足を振り抜いた。これがゴール左隅に突き刺さり、スコアを2-0とする。
 
 以降はアメリカの攻勢を許し、74分には一時1点差に迫られる。だが85分、酒井のボール奪取から小笠原が持ち込み、決定的な3点目を奪取。一進一退の攻防に終止符を打った。
 
 第1戦とは対照的に苦戦を強いられた日本だが、なんとか粘って勝点3をゲット。最初の山場を乗り切った。
 
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