15歳でフランスに渡り技を磨き、昨年来日してJクラブで練習参加。
稀に見る逸材である彼は、異色の経歴の持ち主でもある。2010年、15歳の時にフランス・リーグアンのFCナントにスカウトをされ渡仏し、ユースチームからセカンドチームまでプレーした。しかし、トップでの出場は叶わず、2016年の6月に退団。プレーできるクラブを探しているなかで日本のクラブを渡り歩き、練習参加した横浜FCで契約を掴み取った。
ニューイヤーズカップからプレー機会を得て持てる力を発揮し、主力として地位を確立する。そして、先の千葉戦で初ゴールを決めたというわけだ。今節の愛媛戦でもゴールこそ奪えなかったものの、やはりその存在感は際立っており、その走力は攻守において”効いて”いた。
「チームとしては1人、2人ではなくて3人4人という人間が関わってゲームをコントロールしながらゴールを取れているのでそれを続けていきたいですけど、やっぱり個で剥がさないといけない場面ができているし 、ジョンなんかはそういうのがウリでもある。相手と入れ替わる場面でスピードもありますしパワーもある」
主将の佐藤もこう賞賛の言葉を送るが、まだ満足をしていない。
「周りを使いながら“最後のところは自分で”というところ。もうちょっと欲を出してもいいかなとは思います」
10年ぶりの昇格への鍵を握る助っ人外国人のサクセスストーリーは、まだまだこれからだ。さらに自分の持ち味を出せば、横浜FCの昇格とともに自身の飛躍の時も自ずと近づいてくるはずだ。
取材・文:竹中玲央奈(フリーライター)
ニューイヤーズカップからプレー機会を得て持てる力を発揮し、主力として地位を確立する。そして、先の千葉戦で初ゴールを決めたというわけだ。今節の愛媛戦でもゴールこそ奪えなかったものの、やはりその存在感は際立っており、その走力は攻守において”効いて”いた。
「チームとしては1人、2人ではなくて3人4人という人間が関わってゲームをコントロールしながらゴールを取れているのでそれを続けていきたいですけど、やっぱり個で剥がさないといけない場面ができているし 、ジョンなんかはそういうのがウリでもある。相手と入れ替わる場面でスピードもありますしパワーもある」
主将の佐藤もこう賞賛の言葉を送るが、まだ満足をしていない。
「周りを使いながら“最後のところは自分で”というところ。もうちょっと欲を出してもいいかなとは思います」
10年ぶりの昇格への鍵を握る助っ人外国人のサクセスストーリーは、まだまだこれからだ。さらに自分の持ち味を出せば、横浜FCの昇格とともに自身の飛躍の時も自ずと近づいてくるはずだ。
取材・文:竹中玲央奈(フリーライター)