久保建英は、具体的に何が凄いのか? 今さら聞けない逸材の真価とは

カテゴリ:高校・ユース・その他

川端暁彦

2017年05月02日

異例の超飛び級にもかかわらず、より輝くようにすらなってきている。  

15歳のチーム最年少アタッカーを、内山監督は「本当に自分のことをよく分かっている選手」と評した。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 もっとも、コンタクトプレー自体についても長足の進歩が感じられる。ドイツ遠征でも体勢の良い状態であえて当たりを受けて跳ね返すような場面もあった。
 
 身長がグッと伸びてきて、同時に体幹にも強さが出てきた。昨年末にU-19日本代表へ呼ばれた時は、少し早いのではないかとも思ったが、こうしたフィジカル面での伸びしろと合わせて考えると、ちょうど良いタイミングだったかもしれない。周りのレベルが上がることで、久保自身が生かされるようになった部分もある。
 
 ドイツ遠征では出場した全試合で得点かアシストを記録しているのだが、これも「観る」力あってのもの。味方を生かしながら、自分も生きる。言葉にしてしまえばシンプルだが、なかなか簡単にできるものでもない。
 
 シュート精度の絶対的な高さ、ゴール前での沈着さといったストライカーとしての武器に加えて、彼我に対する観察力に基づくフットボーラーとしての判断力。
 
 このふたつの要素を兼ね備えてる点からこそ、異例の超飛び級にもかかわらず、年代を上げることで輝きを消されるどころか、より輝くようにすらなってきている。
 
文:川端暁彦(フリーライター)
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