【高円宮杯】前育、流経、桐光、川崎、養和…。今季プリンスリーグ関東のレベルがヤバイ

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2017年04月27日

優勝&残留争いの行方? まったく読めない。

3試合を戦って2分け1敗と勝ち星がない桐光学園だが、この田中雄大(7番)らタレントは粒揃い。巻き返す力は十分にある。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 横浜FCユースと桐光学園は苦戦を強いられている。
 
 桐光学園はMF田中雄大、倉持快、DF望月駿介と昨年のメンバーが軸となり、DF内田拓寿やMF阿部龍聖と言った2年生が台頭してきているだけに、巻き返す力は十分にある。なかでも1年生ながら背番号10を任されるMF西川潤の存在は魅力的。U-15、U-16日本代表のふたつの海外遠征に参加したため、4月はまるまる桐光学園での試合に出場できなかったが、チームにとってはプラス材料だろう。期待のスーパールーキーが海外遠征で経験を積んで帰還し、どんな化学変化を引き起こすのか。今後の注目のポイントだ。
 
 千葉U-18と鹿島学園の昇格組は、現時点で7位、10位と出遅れている。千葉U-18は3戦連続引き分けと勝ち切れないが、今年のチームは、攻守において粘りがある。鹿島学園は昨年の絶対的エース・上田綺世(法政大へ進学)ら多くの主力が抜けたが、2年生FWの金原朝陽ら新たなメンバーが経験を積みながらどこまで成長できるか。未知数なだけに楽しみである。
 
 全国で繰り広げられるプリンスリーグの中で、ここ関東ほど、争いが熾烈なリーグはないだろう。ハイレベルかつ見所満載。はたしてどのチームがこの群雄割拠を制し、プレミアリーグへと羽ばたいていくのか。そして、どのチームが都県リーグへの降格の憂き目に遭うのか。まったく読めない。
 
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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