【現地発】“ノッてる男”ハーフナーが止まらない!完全復活の舞台裏に迫る

カテゴリ:海外日本人

中田徹

2017年04月16日

復活の鍵となったチームの戦術変更。

ハーフナーは病気明けこそ満足なコンディションになく、後半にガソリン切れとなる場面も少なくなかった。しかし、それも徐々に上向いてきているという。 (C) Getty Images

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 ハーフナー復活の鍵となったのはサイド攻撃だ。
 
 ゼリコ・ペトロビッチ(元浦和レッズ監督)が、成績不振の責任をとって2月7日に監督の座から降り、アルフォンソ・フルーネンダイクが新たな指揮官に就任すると、目に見えてサイドからハーフナーにクロスボールが集まるようになったのだ。
 
 PSV戦でも、ハーフナーはオフサイドとなったが、51分に豪快なダイビングヘッドでゴールネットを揺らせば、56分には逃してしまったもののクロスから決定機に絡んだ。2つのビッグチャンスは得点には至らなかったが、いずれも右ウインガー、シェラルド・ベッカーの鋭いクロスから生まれたものだった。
 
 病み上がりということもあって、これまでは試合終盤に足をつり、途中交代が目立っていたが、「毎日、しっかり練習してコンディションも上がってきました」と振り返ったように、PSV戦では今年になってから初めてフル出場を果たした。本人も手応えを感じている。
 
「今日は久々に90分出ましたが、足をつらずに出来たことは自分にとってもプラスですし、PSV相手に引き分けたのもチームにとってプラスだと思います」
 
 ハーフナーは、今シーズン残り3試合であと2つゴールを積み重ねることが出来れば、二桁ゴールに到達する。ゴールに見放されるスランプと病の苦しみというどん底を経験した1年だけに、もし、二桁ゴールに達することができれば、本人にとって困難を克服した証となるだろう。
 
取材・文:中田徹
 
 
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