チーム編成については、ファッソーネとミラベッリがインテルでともに戦ったロベルト・マンチーニの招聘が囁かれるが、現監督のヴィンチェンツォ・モンテッラへの信頼を口にした。
 
「（現在はフリーの）マンチーニが早く現場に戻れることを願っている。しかし、我々はモンテッラに敬意を持っているし、一緒に進んでいく。来シーズンもトータルかつ全面的なサポートを約束する」
 
　現所属選手ではGKジャンルイジ・ドンナルンマやFWスソ、DFマッティア・デ・シリオなどにメガクラブからの関心が絶えない。しかし、ファッソーネは「ドンナルンマとスソの契約延長は最優先事項だ。将来のクラブの象徴だからね。デ・シリオについても延長を話し合う」と残留を強調。また現在はエバートンからレンタル中で、古巣バルセロナが買い戻しを検討しているというジェラール・デウロフェウに関しては、「大きな可能性を持っている選手だ。モンテッラと話し合う」と去就に含みを持たせた。

　現在はほぼ戦力外の状態に置かれ、今夏に契約満了で退団すると言われている本田圭佑に関するコメントは、ヨンホン・リーもファッソーネも一切しなかった。
 
　さらに、注目される今夏の補強に関してファッソーネは、「現在の若手中心の布陣は素晴らしいが、１人か２人はビッグネームが欲しい。モンテッラと話し合うよ」と大物獲得を示唆した。
 
　複数の現地メディアは、その候補としてセスク・ファブレガス（チェルシー）をはじめ、ピエール＝エメリク・オーバメヤン（ドルトムント）、カリム・ベンゼマ（レアル・マドリー）などを挙げている。
 
　中国資本の下でミランはどう生まれ変わるのか、注目が集まる。