自慢のトライアングルで、フィニッシュの役割も。
コンダクターとしての仕事はもちろん、FK以外でもフィニッシュに絡むプレーが求められている。
天野が「うちの武器になりつつある」と語るのが、ボランチの天野、左サイドの齋藤学、左SBの金井貢史によるトライアングルだ。
ユース時代にもともにプレーしていた3人だけに「フィーリングはすごく合っている」。テンポ良くボールを動かしながら、局面を前に進めていくなかで、天野は出し手にもなるし、受け手にも回る。
「左で作って右で仕留めるとか、左でそのまま崩し切ってゴールまで向かうとか。左サイドからなら、ある程度、崩せる自信はある。あとは、個々の精度の部分だけ」
磐田戦の43分、左サイドで金井が前を走る齋藤に縦パスを通す。そのままドリブルで持ち運んだ齋藤のラストパスを受けたのは、中央から猛然とダッシュしてエリア内に侵入していた天野だった。左足で放ったシュートは惜しくも枠を捉えられなかったが、3人の呼吸がピタリと合った見事なコンビプレーだった。
「ボランチの僕が(相手の)ディフェンスラインの裏に抜ける形は、練習からずっとやっているし、監督からも求められている動きです。ボランチの位置からスプリントして、スプリントしたなかでも正確なプレーができれば、もっと怖い選手になれると思う」
今季の横浜のキーマンであるのは間違いない。ゲームを作り、ゴールも奪う。欲張りなボランチのさらなる飛躍が、チームを上位に押し上げるだろう。
プロ4年目、まだJ1でのゴールはない。記念すべき一発は、やはりFKで決めたい。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
天野が「うちの武器になりつつある」と語るのが、ボランチの天野、左サイドの齋藤学、左SBの金井貢史によるトライアングルだ。
ユース時代にもともにプレーしていた3人だけに「フィーリングはすごく合っている」。テンポ良くボールを動かしながら、局面を前に進めていくなかで、天野は出し手にもなるし、受け手にも回る。
「左で作って右で仕留めるとか、左でそのまま崩し切ってゴールまで向かうとか。左サイドからなら、ある程度、崩せる自信はある。あとは、個々の精度の部分だけ」
磐田戦の43分、左サイドで金井が前を走る齋藤に縦パスを通す。そのままドリブルで持ち運んだ齋藤のラストパスを受けたのは、中央から猛然とダッシュしてエリア内に侵入していた天野だった。左足で放ったシュートは惜しくも枠を捉えられなかったが、3人の呼吸がピタリと合った見事なコンビプレーだった。
「ボランチの僕が(相手の)ディフェンスラインの裏に抜ける形は、練習からずっとやっているし、監督からも求められている動きです。ボランチの位置からスプリントして、スプリントしたなかでも正確なプレーができれば、もっと怖い選手になれると思う」
今季の横浜のキーマンであるのは間違いない。ゲームを作り、ゴールも奪う。欲張りなボランチのさらなる飛躍が、チームを上位に押し上げるだろう。
プロ4年目、まだJ1でのゴールはない。記念すべき一発は、やはりFKで決めたい。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)