元日本代表・川口能活が引退について激白!「4年前のあの時からずっと頭の中に…」

カテゴリ:Jリーグ

小須田泰二

2017年03月30日

「カズさんは選手寿命の常識を覆している」川口が考える選手としての“エンディング”。

今年50歳にしてゴールも決めた三浦知良。川口もその偉大な存在を尊敬してやまない。(C) SOCCER DIGEST

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 10年前、その三浦知良は40歳だった。40歳になっても現役を続けることで大きな話題となった。そして今年、その日本サッカー界のレジェンドはついに50歳を迎えた。
 
「40歳になった時も、まだ現役でやれて凄いなって思いました。カズさんがずっと選手寿命の常識を覆してきているのは間違いないですよね。永井秀樹さん(元東京ヴェルディ)も昨年45歳までプレーしていましたよね? それも凄いことなんですが、カズさんはさらにその上の50歳ですから。現役でい続けることがパイオニアであり続けている。本当に日本サッカー界の宝です」
 
 カズを尊敬してやまない川口とて、いまやレジェンドの領域にある。ゴールキーパーとして最年長の41歳。これまで「現役引退」を考えたことはあったのか。
 
「それはいまも考えてますよ。本当は考えたくないんですが、周りで引退していく人間が多くなってきていますから。考え始めたのは4年前、ジュビロ磐田を離れることになった時。まさか契約延長がないとは思っていなかったので、あの時は“引退”を考えたというよりも、このままでは終われない、という気持ちのほうが強かったですね。でもあれから、ずっと“引退”という言葉は頭の中にはあります。つねに“引退”と背中合わせで戦っている日々ですから。ここ数年は、このままでは終われないという気持ちでずっとやっています」
 
 2013年シーズン終了後、J1のジュビロ磐田を離れた後、川口はJ2のFC岐阜を経て、昨年からJ3のSC相模原でプレーしている。果たして、川口が考える選手としてのエンディングとはどういった形だろうか。
 
「カテゴリーが下がっているにせよ、どこか自分のなかで納得のいく形で終えたい。カズさんのような人生を送るのが理想ですが、現実と向き合いながら、いかにいい形で終わらせるか。それがいまのモチベーションになっています。それがどういう形なのか分からないのですが…。でも、納得のいくような形でサッカー人生を終えられる人なんて、そうそういないと思うんですよ。想像したくないというのが、正直な気持ちです(苦笑)」
 
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