鹿島の昌子は猛烈な勢いで成長を遂げているが…。
【DF】
CB:◎吉田麻也(サウサンプトン)/◎森重真人(FC東京)/○昌子 源(鹿島)/△植田直通(鹿島)
右SB:◎酒井宏樹(マルセイユ)/○槙野智章(浦和)
左SB:◎酒井高徳(ハンブルク)/○長友佑都(インテル)
DFは全部で8人。「あまり変更点はありません」(ハリルホジッチ監督)という顔ぶれを見ていくと、まずCBは吉田がファーストチョイスになる。指揮官も「麻也はたくさんのゲームに出ていますので、レベルが上がってきています」と、サウサンプトンで出場機会を増やしていることを喜ぶ。
相棒となるのは、ここまでの最終予選5試合すべてでコンビを組む森重だ。もうひとりの候補者で、昨季の二冠(J1、天皇杯)に大きく貢献した鹿島の昌子は、今季もハイパフォーマンスを続けており、森重に負けず劣らずのCBに成長している。しかし、今回の2連戦でハリルホジッチ監督が信頼を寄せる吉田&森重の組み合わせを崩すとは考えにくい。昌子はバックアッパー、そして植田が四番手と見るのが自然だ。
SBは、所属クラブでレギュラーを務める“ダブル酒井”が、左右それぞれの序列で一番上に来るはずだ。右に酒井宏、左に酒井高の同時起用となれば、4-0で勝利した昨年11月のオマーン戦(キリンチャレンジカップ)以来となる。
控えに回るのは、長友と槙野。どちらもハリルジャパンでは基本的に左SBとして考えられているが、ふたりとも左右をこなせるだけに、形式上、右に槙野、左に長友を置いた。
浦和の3バックで左ストッパーの定位置を掴んでいる槙野とは対照的に、長友はインテルで出場機会を失っている。事実、ハリルホジッチ監督も「佑都のところが心配ですね。あまりゲームに出ていません」と試合勘の欠如を懸念する。
それでも招集に踏み切ったのは、「素晴らしいプロフェッショナル」であり、「ゲームに出なかった時は個別にトレーニングしている。代表でプレーしようという野心もある」から。たとえベンチスタートになっても、経験豊富な選手だけに、様々な面でチームの助けになるだろう。
なお、現時点で西川、吉田、森重、酒井宏、槙野がイエローカードを1枚もらっている。UAE戦は敵地で厳しい戦いが予想されるが、“累積2枚目”となればタイ戦は出場停止だ。そうならないよう、激しくもクリーンなプレーを期待したい。
※凡例:◎=スタメン候補 ○=準レギュラー △=三番手
文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
CB:◎吉田麻也(サウサンプトン)/◎森重真人(FC東京)/○昌子 源(鹿島)/△植田直通(鹿島)
右SB:◎酒井宏樹(マルセイユ)/○槙野智章(浦和)
左SB:◎酒井高徳(ハンブルク)/○長友佑都(インテル)
DFは全部で8人。「あまり変更点はありません」(ハリルホジッチ監督)という顔ぶれを見ていくと、まずCBは吉田がファーストチョイスになる。指揮官も「麻也はたくさんのゲームに出ていますので、レベルが上がってきています」と、サウサンプトンで出場機会を増やしていることを喜ぶ。
相棒となるのは、ここまでの最終予選5試合すべてでコンビを組む森重だ。もうひとりの候補者で、昨季の二冠(J1、天皇杯)に大きく貢献した鹿島の昌子は、今季もハイパフォーマンスを続けており、森重に負けず劣らずのCBに成長している。しかし、今回の2連戦でハリルホジッチ監督が信頼を寄せる吉田&森重の組み合わせを崩すとは考えにくい。昌子はバックアッパー、そして植田が四番手と見るのが自然だ。
SBは、所属クラブでレギュラーを務める“ダブル酒井”が、左右それぞれの序列で一番上に来るはずだ。右に酒井宏、左に酒井高の同時起用となれば、4-0で勝利した昨年11月のオマーン戦(キリンチャレンジカップ)以来となる。
控えに回るのは、長友と槙野。どちらもハリルジャパンでは基本的に左SBとして考えられているが、ふたりとも左右をこなせるだけに、形式上、右に槙野、左に長友を置いた。
浦和の3バックで左ストッパーの定位置を掴んでいる槙野とは対照的に、長友はインテルで出場機会を失っている。事実、ハリルホジッチ監督も「佑都のところが心配ですね。あまりゲームに出ていません」と試合勘の欠如を懸念する。
それでも招集に踏み切ったのは、「素晴らしいプロフェッショナル」であり、「ゲームに出なかった時は個別にトレーニングしている。代表でプレーしようという野心もある」から。たとえベンチスタートになっても、経験豊富な選手だけに、様々な面でチームの助けになるだろう。
なお、現時点で西川、吉田、森重、酒井宏、槙野がイエローカードを1枚もらっている。UAE戦は敵地で厳しい戦いが予想されるが、“累積2枚目”となればタイ戦は出場停止だ。そうならないよう、激しくもクリーンなプレーを期待したい。
※凡例:◎=スタメン候補 ○=準レギュラー △=三番手
文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)