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【日本代表|ポジション別序列】吉田&森重のコンビは鉄板。長友は左SBの二番手が妥当だ|GK&DF編

カテゴリ:日本代表

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2017年03月16日

鹿島の昌子は猛烈な勢いで成長を遂げているが…。

昨季は鹿島の国内二冠に貢献した昌子は、今季も盤石のパフォーマンスを披露。吉田や森重に不測の事態があっても、その代役を十分に務められるはずだ。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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【DF】
CB:◎吉田麻也(サウサンプトン)/◎森重真人(FC東京)/○昌子 源(鹿島)/△植田直通(鹿島)
右SB:◎酒井宏樹(マルセイユ)/○槙野智章(浦和)
左SB:◎酒井高徳(ハンブルク)/○長友佑都(インテル)
 
 DFは全部で8人。「あまり変更点はありません」(ハリルホジッチ監督)という顔ぶれを見ていくと、まずCBは吉田がファーストチョイスになる。指揮官も「麻也はたくさんのゲームに出ていますので、レベルが上がってきています」と、サウサンプトンで出場機会を増やしていることを喜ぶ。
 
 相棒となるのは、ここまでの最終予選5試合すべてでコンビを組む森重だ。もうひとりの候補者で、昨季の二冠(J1、天皇杯)に大きく貢献した鹿島の昌子は、今季もハイパフォーマンスを続けており、森重に負けず劣らずのCBに成長している。しかし、今回の2連戦でハリルホジッチ監督が信頼を寄せる吉田&森重の組み合わせを崩すとは考えにくい。昌子はバックアッパー、そして植田が四番手と見るのが自然だ。
 
 SBは、所属クラブでレギュラーを務める“ダブル酒井”が、左右それぞれの序列で一番上に来るはずだ。右に酒井宏、左に酒井高の同時起用となれば、4-0で勝利した昨年11月のオマーン戦(キリンチャレンジカップ)以来となる。
 
 控えに回るのは、長友と槙野。どちらもハリルジャパンでは基本的に左SBとして考えられているが、ふたりとも左右をこなせるだけに、形式上、右に槙野、左に長友を置いた。
 
 浦和の3バックで左ストッパーの定位置を掴んでいる槙野とは対照的に、長友はインテルで出場機会を失っている。事実、ハリルホジッチ監督も「佑都のところが心配ですね。あまりゲームに出ていません」と試合勘の欠如を懸念する。
 
 それでも招集に踏み切ったのは、「素晴らしいプロフェッショナル」であり、「ゲームに出なかった時は個別にトレーニングしている。代表でプレーしようという野心もある」から。たとえベンチスタートになっても、経験豊富な選手だけに、様々な面でチームの助けになるだろう。
 
 なお、現時点で西川、吉田、森重、酒井宏、槙野がイエローカードを1枚もらっている。UAE戦は敵地で厳しい戦いが予想されるが、“累積2枚目”となればタイ戦は出場停止だ。そうならないよう、激しくもクリーンなプレーを期待したい。
 
※凡例:◎=スタメン候補 ○=準レギュラー △=三番手
 
文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
 
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