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自分が生きる形を再認識した岡崎慎司。監督交代からの2試合で「こうやって優勝したんだと思い出せた」

カテゴリ:海外日本人

寺野典子

2017年03月15日

「本当はここでゴールを決めてヒーローになりたかった」。その想いは次戦へ持ち越しに。

セビージャ戦は、優勝した昨季の戦いぶりを彷彿とさせるアグレッシブな守備が際立った。(C) Getty Images

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「リバプール戦とハル戦の2試合を通して、『自分たちはこうやって優勝したんだ』というのを思い出せたことが大きかった。それに伴ってプレッシングサッカーでこそ、自分が最大限に生かされるというのを改めて認識できた。今日も攻撃でのチャンスは少なかったけれど、2本のシュートは良いシュートだったと思うし、点が取れなくて、悔しいですけど、チームに貢献したっていう意味で、手応えがあったかなと思います」
 
 プレミアリーグで中位から下位に位置するレスターへの移籍を決めた時、ブンデスリーガの上位クラブからのオファーもあった。しかし、最大の目標としていたCL出場の可能性が低くなろうとも、未開の地で戦うことを選んだ。
 
 そして一度は諦めかけたCLの舞台に立つ権利を得たにもかかわらず、その初戦ではまさかのベンチ外。先発出場した消化試合のポルト戦では、0-5と大敗。今季のリーグ戦同様に夢のステージでも苦渋を味わい続けた。それでも監督交代を機にチャンスを掴んだ。
 
 セビージャ戦では、「本当はここでゴールを決めてヒーローになりたかった」という想いを遂げるまでには至らなかったが、岡崎慎司のチャンピオンズ・リーグ挑戦はまだ続く。
 
「ベスト8はどこも強敵ですよね。まだバルサとかとは当たりたくないですけど。個人的には、まだ試合が残っているからどうなるか分からないけど、アトレティコ・マドリーやユーベともやってみたいですね」
 そう語ると少し表情が緩んだが、勝利の歓びに浸るような様子はなかった。プレミアリーグの残留争いは続くうえ、代表での活動もある。なにより自分の先発は「確約されていない」という危機感が大きい。
 
「毎試合毎試合が勝負。負けたら次は外されるという気持ちで、命がけで戦っているから」
 
 大舞台でゴールを決めて輝けるか? ワールドカップで果たせなかった想いをCL準々決勝の舞台でぶつける。
 
取材・文:寺野典子(フリーライター)
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