本人も「よく『ゆとり世代だろう』って言われます」と言うほどのおおらかさ。
スタジアムが興奮に酔いしれたドリブル突破の直後に交代してしまったが、19歳の若者が作った空気のまま広島はチャレンジシップを取り戻し、塩谷司や工藤の決定機を生み出したのだ。
「ボランチの時もよくボールを受けてくれていたし、全体的にはよかった」と森保監督も評価する。
「Jリーグのスピードを、今は体感している時期。だから判断のところで遅くなって、相手に突かれたりボールを奪われたりすることもある。ただそこは、彼が成長するための過程であり、必要な経験だから」
3月7日から彼は、U-20日本代表合宿に入る。アジア最終予選の時は怪我で離脱中だったが、ボランチでも攻撃的な位置でもやれるポテンシャルを、Jリーグの舞台で証明した。四中工や広島での先輩・浅野拓磨(シュツットガルト)のハングリーさとは違う、「よく『ゆとり世代だろう』って言われます」と本人が言うほどの大らかさ。だが、一人でゲームの色彩を変えるという爆発力を持っていることは、共通している。
U-20も、そして広島も、森島司という大きなジョーカーを手にしつつあるのかもしれない。
取材・文:中野和也(紫熊倶楽部)
「ボランチの時もよくボールを受けてくれていたし、全体的にはよかった」と森保監督も評価する。
「Jリーグのスピードを、今は体感している時期。だから判断のところで遅くなって、相手に突かれたりボールを奪われたりすることもある。ただそこは、彼が成長するための過程であり、必要な経験だから」
3月7日から彼は、U-20日本代表合宿に入る。アジア最終予選の時は怪我で離脱中だったが、ボランチでも攻撃的な位置でもやれるポテンシャルを、Jリーグの舞台で証明した。四中工や広島での先輩・浅野拓磨(シュツットガルト)のハングリーさとは違う、「よく『ゆとり世代だろう』って言われます」と本人が言うほどの大らかさ。だが、一人でゲームの色彩を変えるという爆発力を持っていることは、共通している。
U-20も、そして広島も、森島司という大きなジョーカーを手にしつつあるのかもしれない。
取材・文:中野和也(紫熊倶楽部)