【広島】新エース・工藤の言葉から探る、新生トライアングルの「現在地」と「可能性」

カテゴリ:Jリーグ

小田智史(サッカーダイジェスト)

2017年02月26日

「生半可な気持ちで帰ってきたわけではないので、期待してもらっていい」

新エースの工藤は「生半可な気持ちで帰ってきたわけではないので、期待してもらっていい」と語る。 (C)J.LEAGUE PHOTOS

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 もっとも、ポジティブな要素がなかったわけではない。例えば、7分には森島がくさびをスルーしたところを工藤がダイレクトのヒールパスで返して森島がゴール前にアタック。17分にはDF2枚を交わした森島が、中央の工藤にパスを出してワンツーを狙う場面があった。フリックを含めたダイレクトプレーの精度が高まってくれば、攻撃の幅は広がるだろう。
 
 実際、前線の3人と対峙した新潟の成岡翔は、「新しい選手が入ってもクオリティが落ちない。なかなか捕まえづらいし、どうしても後手後手の守備から入る形になってしまった。嫌らしい攻撃だった」とプレッシャーがあったことを明かしている。
 
 工藤も、「要所要所で(自分たちの)良さは出ていた」と悲観はしていない。
 
「若い森島もJデビューの緊張感もなく、すんなり入っていった。今日は流れの中からは点が取れなかったですけど、チャンスは作れているし、確率はこれから上げていければいい。僕も良い意味で広島に染まり過ぎずに、“自分らしさ”も出しながらやっていくのがベストかなと感じています。生半可な気持ちで帰ってきたわけではないので、期待してもらっていいですよ」
 
 前線のトライアングルに、絶妙な化学反応が起きることを期待したい。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)

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