【ミラン番記者】本田圭佑は「私服を弄り合う」ほどチームメイトと仲が良いが…

カテゴリ:海外日本人

マルコ・パソット

2017年02月22日

「この日は反対に俺たちの服装をけなしてきた(笑)」

英語が流暢な主将モントリーボ(右)は、現在のモンテッラ(左)を含めて本田と指揮官の仲を取り持っている。(C)Getty Images

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 チームメイトはそう語ったうえで、笑いながらこう付け加えた。
 
「ただ、チームみんなでの食事というこうした機会はそうあることじゃないから、外でステーキとワインを半グラスくらい飲んでもいいとは思うんだけどね。それを見たって監督や栄養士は別にケイスケを撃ち殺さないと思うよ(笑)」
 
 もちろん彼はこれをジョークとして言っているが、その根底にはあまりにもストイックな本田の態度への多少の揶揄も含んでいると私は思う。誰も彼を動かせないというか……。どんな小さなことでも本田はこうと決めたら絶対にそれを貫き通すのだ。
 
 チームメイトはさらにこう続けた。
 
「ケイスケは(現在は故障中のリッカルド・)モントリーボの隣に座った。つまり、イタリア人グループの中だ。食事の間、彼はほとんどこの仲間と会話していたね。キャプテンのほかの面子は(イニャツィオ・)アバーテ、(マッティア・)デ・シリオ、(アンドレア・)ポーリ。そこでは、みんなほとんど英語で喋っていたね。そのほうがケイスケは楽みたいだし、会話の微妙なニュアンスもよく理解できるからね」
 
 2014年1月にミランに移籍した本田を、このイタリア人グループが何かと目をかけて以来、本田と彼らは強い結びつきを持っている。とくに主将のモントリーボはかなり流暢に英語を操れるので、チームメイトと本田の橋渡し役や、時には監督との間に入って重要な用件を伝えたりもしている。
 
 本田のイタリア語はこの3年で、確かにかなり進歩した。練習や試合での監督の簡単な指示や、チームメイトや審判の言うことなら十分に理解できる。しかし、それ以上の込み入った内容になると、本当に突っ込んだ会話となるとやはり限界があるのだ。
 
 だからこの日の食事会でも、イタリア人グループ+本田のテーブルだけは英語で会話が進んでいたようだ。
 
 食事会は大成功で、全員が陽気な雰囲気に包まれたという。「ケイスケも楽しんでいたみたいだよ」と証言したチームメイトは、さらにこう続けた。
 
「それどころか、ある時点でみんながケイスケの服装をからかいはじめた。ケイスケは超真面目で堅物ってイメージを持っている人が多いかもしれないが、それは大きな間違いさ。彼はふざけるのも大好きで、この日は反対に俺たちの服装をけなしてきた(笑)。でもファッションに関しては、俺たちの言い分のほうが正しいと思うんだよね。だってケイスケはいつも腕時計を2つして、服にはシワの一つもないんだから(笑)」
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