【ブンデス日本人の現地評】同点アシストの大迫は専門誌のMVP、逸機の長谷部には酷評 etc.

カテゴリ:海外日本人

山口裕平

2017年02月21日

前半のプレーは評価された原口だが、後半の逸機が悔やまれる。

頼れるリーダー、長谷部もこの試合では戦犯に……。PK(写真)をGKに読まれたのは仕方がないにしても、直後のイージーシュートをクロスバーに当てたことで印象はさらに悪くなった。 (C) Getty Images

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 PK失敗で同点に追い付くチャンスを逸し、インゴルシュタットに0-2で敗れたフランクフルトの長谷部に対しては、厳しい評価が並んだ。
 
『ビルト』はチーム最低タイの5点を付け、「PKのこぼれ球を詰めた際は、ブラックアウトした。2失点目の際にはただ立ち尽くし、文句を言っていた」と厳しく追及し、『キッカー』の採点も同じく5点だった。
 
「PKを外すことはあるが、こぼれ球をあのように外すのは難しい。PKの前に逆サイドでファウルを見逃され、プレーを続けず文句を言ったことは、それ以外ではそこまで酷くなかったプレーを曇らせた」
 
 というように、地元紙『フランクフルター・ノイエプレッセ』が厳しいながらもオブラートに包んだ表現だったのに対し、『フランクフルター・ルンドシャウ』は以下のように長谷部を酷評した。
 
「悲劇の象徴。PKを失敗し、そのこぼれ球も外した。ボールをバーにブチ当てるのは芸術でもある。それ以外でも閃きに欠け、問題が多かった。彼の長ったらしい抗議はただイライラするだけで、2失点目にも間接的に関与した。良くなかった」
 
 最後に、96分に同点ゴールを許してバイエルンと引き分け(1-1)に終わったヘルタ・ベルリンの原口への評価は割れた。
 
『ビルト』が3点を付けた一方で、『キッカー』は4.5点。地元紙『ベルリナー・ツァイトゥング』は以下の通り、問題点を指摘しながら、さらなる向上を求めた。
 
「前半はバイエルンの左サイドを走り回ったが、後半は残念ながら、ボールを持って考え込んでしまった。終了間際の慌ただしい展開のなかで、幾つもの可能性があったカウンターを逸し、結果的にはそれが決定的だった」

文:山口 裕平
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