■アンドレア・ラノッキア
・27歳／DF／イタリア代表
・インテル→ハル（半年レンタル）
　2011年１月にジェノアからインテルへ加入したイタリア代表CB。2014-15シーズンには、現在インテルの副会長を務めているハビエル・サネッティ氏の現役引退にともなってキャプテンに就任した。しかし、昨シーズンは安定性を欠いたプレーが目立ち、シーズン途中にサンプドリアへとレンタル移籍していた。インテルに戻った今シーズンも公式戦出場が９試合に留まっていたため、出場機会を求めて自身初の国外挑戦を決意。新天地となるハルはここまでリーグ最多２位の47失点を喫しており、ラノッキアはディフェンスライン再構築のキーマンとなりうる。
 
■ロビー・ブレイディ
・25歳／MF／アイルランド代表
・ノーリッジ→バーンリー（完全移籍）
・移籍金：1500万ポンド（約21億円）
　左サイドであれば、ウイングからサイドバックまで卒なくこなせるアイルランド代表のレフティー。スピードに乗ったドリブルは昨夏に行なわれたEURO2016でも実証済みで、今シーズンは２部で23試合に出場し、４ゴール・４アシストの成績を残していた。新天地バーンリーはプレミアリーグでここまで９位と望外の躍進を見せている。その勢いを表わすかのように、ブレイディに対してもクラブレコードを塗り替える1500万ポンド（約21億円）を支払った。
 
■ジョーダン・アユー
・25歳／FW／ガーナ代表
・アストン・ビラ→スウォンジー（完全移籍）
・移籍金：不明
　スピードとゴール前での嗅覚を武器に得点を奪うガーナ代表FW。「ガーナの英雄」アベディ・ペレを父親に持ち、兄アンドレもウェストハムに所属するサラブレッドだ。昨シーズンはアストン・ビラで30試合に出場して７ゴールと気を吐くも、名門クラブの28年ぶりの降格という屈辱を経験した。そんななか、手を差し伸べたスウォンジーは、かつて兄のアンドレがプレーしていたクラブで、１月にバイエルンのカルロ・アンチェロッティの参謀役としても有名だったポール・クレメントが監督に就任。残留を至上命題に掲げている。その立て直しのキーマンとして、クラブの古参でウェールズ代表SBのニール・テイラーとトレードされる形で迎え入れられたアユー。現在はガーナ代表としてアフリカ・ネーションズカップに参加しており、スウォンジーに合流するのは２月半ばとなりそうだ。

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