一人三役で奮闘する元日本代表・高原直泰の沖縄生活とは?

カテゴリ:Jリーグ

松尾祐希

2017年02月01日

チーム力アップを図るうえで、沖縄特有の難しさも。

選手としてだけでなく、監督としてまたクラブ代表としてチームのために尽くす。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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自らの時間を削って動いた結果、昨季は県3部リーグ北地区を、9試合で123得点・1失点という圧倒的な強さで制覇。全国社会人サッカー選手権大会九州予選を兼ねた九州社会人サッカー選手権大会沖縄県予選でも優勝を手にした。さらに九州大会を突破して挑んだ本大会では1回戦でアミティエSC京都に1−3で敗れたが、1年目としてはまずまずの結果を残したと言えるだろう。
 
 迎えた2年目。高原が今年の目標に掲げるのが天皇杯出場と、全国社会人サッカー選手権大会で全国地域サッカーチャンピオンズリーグ出場権を掴み、そこを勝ち抜いてのJFL昇格だ。特にJ3の1つ下に位置するJFLへの昇格はクラブにとっての悲願。そのためにはチーム力アップが求められる。
 
 ただ、昨季の全国社会人サッカー選手権大会で痛感したレベルの差を埋めるのは簡単ではない。今年は8~10名の新戦力が沖縄の地にやってくる予定だが、沖縄県はシーズンに入ると練習試合ができる相手が限られるという問題を抱える。
 
「沖縄にいると困るのが試合相手。(県外の相手となかなか対戦できず)高いレベルでの経験を体感させてもらえないのが一番の問題点。自分たちは昨年、全国大会に行ったけど、そこで当たるような相手との試合数が足りなさすぎる」と高原が悩んだように、昨季もリーグ戦の9試合と各種トーナメント戦以外に実戦の場をほとんど踏めず、思うような強化を図れなかった。
 
 そこで高原は始動日から積極的に動く。去年の体験を踏まえ、今年は1月中旬以降からJクラブがキャンプを張っていることを最大限に利用し、数多くの練習試合を組んだ。1月22日と29日に天皇杯沖縄県予選の地区大会を控えていたが、23日に浦和、24日にG大阪、28日にFC東京とトレーニングマッチを実施。結果はすべて敗戦となったが、2月1日も千葉に胸を借りる予定になっており、貴重な経験を積む機会を得ているのは確かだ。
 
 それでも、高原は経験値を高めるだけではJFL昇格は果たせないと話す。若手プレーヤーの取り組みに甘さを感じたからだ。
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