『ピッチ上の頭脳』となった長谷部誠。熟練のリーダーはなぜ“我慢”を選択したか?

カテゴリ:海外日本人

安藤隆人

2017年01月28日

リーダーの発するメッセージに呼応した周囲の選手たち。

N・コバチ監督も長谷部に大きな信頼を寄せる。まさにピッチ上の頭脳となっている。(C) Getty Images

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 結果として、長谷部のセーフティなプレーでリスクマネジメントを徹底したことで、周りの選手たちもリーダーが発するメッセージに呼応し、中途半端なボールキープやパスをせずに、割り切ったプレーをすることに集中。シャルケに攻撃の糸口を与えなかった。
 
 加えて、長谷部は33分に右FKから、今季初アシストを決めて決勝ゴールもお膳立て。勝利の立役者となった。
「周りの本職のCBの選手に比べたら、自分は身長も小さいですし、身体的ハンディとか、1対1の激しさの面では、劣っていると思う。そこをいかにクレバーにプレーするか。カバーリングだったり、出足を一歩早くするなど、そういうところで勝負することを考えています」
 
 敵地での1−0の勝利は、まさに長谷部誠が『ピッチ上の頭脳』として機能し、導いたものであった。
 
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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