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【選手権】精鋭たちの“記憶に留める”戦いぶり。取材ライターが目撃した個性、駆け引き、名門の矜持etc.

カテゴリ:高校・ユース・その他

川端暁彦

2017年01月11日

「新鋭校」への手厳しい洗礼。予選敗退校には新シーズンへのアドバンテージも。

優勝した青森山田はさっそく1月末に東北新人大会で新たなシーズンが幕を開ける。新チームは攻守に絶大な存在感を見せた郷家が軸となりそうだ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 初出場校では、常連校を押しのけて出場を果たした海星(三重)、鵬学園(石川)、中京(岐阜)、岡山学芸館(岡山)がいずれも初戦敗退。いずれも前半は善戦、あるいは先制しながらも突き放される試合展開を経ての敗戦で、選手権の洗礼を受ける結末となった。
 
 唯一、関東一(東京B)は初戦となった開幕戦で1-0と野洲(滋賀)を破って勝ち残ったが、本来のチームパフォーマンスを見せるには至らず、2回戦で正智深谷(埼玉)に敗れて大会を去ることとなった。だが、全国舞台まで繋げた道は、後輩たちが受け継いでいくはず。過去を振り返れば、青森山田や前橋育英も最初は「新鋭校」だったわけで、また来年以降の再挑戦を期待しておきたい。
 
 1月には各地で新人大会が催され、優勝した青森山田も月末には早くも東北新人大会に臨む(県の新人大会は前年に消化済み)。都府県リーグの中には2月に新シーズンが開幕するところも珍しくなく、もはや次のシーズンは始まっているという段階だ。一足早く新チームをスタートさせた選手権予選敗退校に現時点ではアドバンテージもある。
 
 来たる新シーズンもまた、驚くような成長を見せるチームがあり、無名どころから躍動してくる選手がきっといるだろう。その切磋琢磨の中から、多種多様な意味で未来の日本サッカー界を担っていくような人材が育ってくることを期待したい。
 
取材・文:川端暁彦(フリーライター)
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