玉田圭司が語る名古屋復帰の理由。不遇の昨季、引退の時期、復活への想いを激白!

カテゴリ:Jリーグ

小須田泰二

2017年01月11日

玉田圭司はもう動けなくなったんじゃないかと思われているのは不本意。

自らがプロデュースしたサッカースクールで子供たちとともに汗を流す。固い決意で新シーズンへ臨む。

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 昨シーズンの玉田は、春先のキャンプからすこぶる調子が良かった。1年前に昇格できなかった悔しい思いがあったからこそ、絶対にリベンジを果たすつもりでいた。フィジカル的にもモチベーション的にも、コンディションはベストの近い状態をずっと維持していた。それだけに、試合に出られなかったことは、本当に堪えたという。
 
「去年に関しては、僕のキャリアのなかで一番つらいシーズンだったと言っても過言ではありません。はたから見たら、玉田圭司はもう動けなくなったんじゃないか、やっぱり全盛期と比べたら衰えているんじゃないかって思われているかもしれません。実際にはまったくなくて、そういう風に思われているのは不本意なんです。信頼されればやれる自信はありますし、やっぱり歳は重ねていますが、それによって得ているものもたくさんありますから。どんどん選手としての幅も増えていっていると思っています。それをピッチで表現できないのは本当につらいことですよね」
 
 ただ、C大阪に移籍したことに関してはまったく後悔していない。
「この2年間で、プレーできたこともいい経験になったと思っています。選手の質がすごく高かったし、学ぶところが多かったので、自分としては成長できたとも思っています。それに関しては後悔していません。この経験を次の舞台に活かせればいいなと思っています」
 
 このままでは終われない。サッカー選手としての思い描いているビジョンのなかでも、“引退”というふた文字はまったくない。
 
「何歳までやりたいとか、具体的なイメージはありません。あんまり先を見ないタイプなんです。その時その時で、自分のベストを尽くすだけ。40歳というのは区切りだと思いますが、カズさんとか別格だと思いますから。自分がやりきったと思えるとか、もう無理かなって思った時に“引退”を考えるのかもしれません。ただ、まだそういう感覚になっていませんし、それに大きな怪我もありません。やっぱり、サッカーが純粋に好きなので、まだサッカーが楽しめている時は、現役でいたいと思いますね。まだまだできる自信はありますから」
 
 捨てる神あれば拾う神。不完全燃焼のシーズンを経て、まさにキャリアのどん底を経験した玉田のもとに名古屋からラブコールが届いたのである。
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