【選手権】山梨学院、3回戦大敗に見られたエースFW不在の影響

カテゴリ:高校・ユース・その他

平野貴也

2017年01月04日

来季は加藤、宮崎の強力2トップが、大暴れするに違いない。

期待のFW宮崎は「また(選手権に)帰って来て、もっと良い結果を絶対に残せるようにしたい」とリベンジを誓った。写真:石倉愛子

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 大敗は、心にダメージを残す。しかし、岡山学芸館(岡山)、尚志(福島)と上位に食い込んでもおかしくないチームを2度撃破した山梨学院の挑戦は、来季以降への財産となる。1年生FW宮崎が全国大会で得点を挙げたことも収穫だ。
 
 宮崎は「拓夢くんがいないというプレッシャーは、大きかった。拓夢くんなら、こういう苦しい試合でも取るんだろうと思った。自分もそうなりたい。今日は、競り合いでも走りでも気持ちでも全部負けた。また(選手権に)帰って来て、もっと良い結果を絶対に残せるようにしたい。独特な雰囲気を経験できたので、経験を仲間に伝えて、自分たちの代ではリラックスして臨めるようにしたい」と再挑戦を誓った。
 
 何度も顔を覆い、天を仰ぎ、大きく息を吐きながら試合を見守った加藤も「見ているだけで何もできない自分が情けなかった。0-4で負けたけど、3年生は、どうあるべきかという姿を見せてくれた。最後まで戦う姿で示してくれたことは、受け継ぎたいと思う。そういう部分を一回り、二回り大きくしてまたここに来たい」と雪辱を誓った。
 
 来季は、加藤、宮崎の強力な2トップが、この日の悔しさを糧に大暴れするに違いない。
 
取材・文:平野貴也(フリーライター)
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