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共生、共存社会への一歩。 スペシャルオリンピックス日本がユニファイドスポーツの全国大会を初開催

カテゴリ:高校・ユース・その他

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年12月31日

南アフリカ W 杯で始まったユニファイドサッカー。

試合を観戦した有森氏は、熱のこもった応援で声をからした。韓国チームには、「ファイティン!」と声援を送った。

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 今回、日本で初めてのユニファイドスポーツの全国大会をサッカーで実施することになったのだが、実は、2010 年の南アフリカワールドカップの大会期間中に、当時ACミランに所属していたクラレンス・セードルフ氏や元南アフリカ代表キャプテンのルーカス・ラデベ氏らが参加して、スペシャルオリンピックス・ユニティカップとして、サッカーのユニファイド大会が行われている。
 
 有森氏はその実績を踏まえ、日本でのサッカーの広がりが、開催を後押しすることになったと語る。
「様々な国際活動において、サッカーは多くの場所で使われてきましたし、どんな場所でもボール一個でできるスポーツです。サッカーって受け入れやすいし、いい意味で簡単なんですよね。日本でも、Jリーグがあって、J2やJ3と全国各地域に根ざしているから、選手や指導者の方も含め、人材も多い。そういう意味で、全国から 18 チームもの皆さんに集まっていただき、全国大会を開催できる特性がサッカーにはあったと思います」
 
 大会サポーターとして参加した、元ヴィッセル神戸の相馬崇人氏は、「J リーグがパラリンアートとの取り組みをしていることから、関わりはありましたし、興味もありました。知的障がい者サッカーを見たことがなかったので、純粋に見てみたいな、という気持ちもあり、参加させていただきました。今回の大会を通して、参加者の皆さんには、サッカーを好きになってもらえたら、と思います」と話し、FC大阪の近藤岳登選手は、「選手たちは楽しそうだし、表情も明るいし、それがすべてを物語っているのかなと思いました。サッカーとかスポーツっていうのは、人をハッピーにする力があるので、こういう大会がもっと大きくなって、多くの人に知ってもらえるようになればと思います」と今後の広がりにも期待しました。
 
 競技は11人制と7人制の2種目が行われた。アスリート(知的障がいのあるプレイヤー)とパートナー(知的障がいのないプレイヤー)の混合チームで、それぞれ登録人数の規定に則って行われたのだが、有森氏は、このミックスチームのメリットを次のように語る。「今までは、スポーツにおいても、障がいのある人とない人を分けていました。つまり、障がいのない人は、障がいのある人を支える役割をしていました。それは社会の構図と同じことをスポーツでもしていた、ということになります」
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