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共生、共存社会への一歩。 スペシャルオリンピックス日本がユニファイドスポーツの全国大会を初開催

カテゴリ:高校・ユース・その他

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年12月31日

スペシャルオリンピックスの理事長を務めるのは有森裕子氏。

大会サポーターのミルクボーイ、元ヴィッセル神戸の相馬崇人氏、FC 大阪の近藤岳登選手とともに、選手を応援したスペシャル
オリンピックス理事長の有森裕子氏。

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 スペシャルオリンピックス日本が、初めてとなるユニファイドスポーツの全国大会「2016年第1回全国ユニファイドサッカー大会」を大阪府堺市の J-GREEN 堺にて、12月17、18 日に開催した。2020 年東京オリンピック・パラリンピックという社会的な機運の高まりもあり、知的障がいのある人とない人が同じチームでプレーするユニファイドスポーツで、共生、共存という社会へ向けて、活動を広げていく。
 
 スペシャルオリンピックスとは、知的障がいのある人たちにスポーツトレーニングとその成果発表の場である競技会を行っている国際的なスポーツ組織で、日本ではオリンピックの女子マラソンで2大会連続メダルを獲得した有森裕子氏が理事長を務めている。
 
「今回が初めての開催で、見る人も、する人も初めてになる大会。こんな素晴らしい会場で、みんなに囲まれて応援されながら、思いっ切り試合ができる。どんなプレーであっても、喜んでいる姿が見られたかな、と思います。また、アスリート以上に、見ている方々にとって、新鮮で発見や気づきがあったように思います」と初開催となるユニファイドスポーツ全国大会の印象を語った。
 
 今後については、「今回、受け入れてくださった堺市の方々や関わった人たちが、『元気になれたよね』という感想を持っていただき、来年も再来年も、障がいがあるなしに関わらず、サッカーを通じて堺に集おうよっていう風になっていけば嬉しいですね。ただ単に、知的障がいのある人に注目して欲しいというより、彼らを通じて、またスペシャルオリンピックスを通じて多くの人たちが集い、繋がっていくようになればと感じています」

オープニングは、NFL で 8 シーズンチアリーダーとして活躍し、スペシャルオリンピックス日本のドリームサポーターを務める小島
智子氏が教える Tomoko Kojima Cheer Dance Academy の子どもたちが選手を励ました。

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 2001 年より、スペシャルオリンピックスに関わってきた有森氏だが、この大会が開催できるまでには時間がかかったという。「『障がいのある人とともに生きていく』なんて、考えとしてはずっと昔からありましたが、ここまでの形になるには、多くの人たちのご協力とサポートがあってようやくできたことだと実感しています。さらに2020年っていう大きなきっかけがあって、パラリンピックが注目されて、その流れで、障がいってもっとこういうのがあるよね、じゃあスペシャルは、と社会の関心が高まってきていることが大きいと感じています」
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