浦和移籍を決断した湘南の背番号10が、言葉の節々に滲ませた強い覚悟

カテゴリ:Jリーグ

隈元大吾

2016年12月30日

「ネガティブな想いは一切捨てて、本当に強い覚悟をもって行きたい」

 置き土産にしたかったと、タイトルに懸ける想いは強かった。だがプロセスに悔いはない。
 
「大宮戦に向かう1週間は、今までやってきたなかで一番の1週間にしようと思って過ごしました。結果負けましたけど、自分がやってきたことに後悔はないですし、途中交代で入り、自分なりに想いを精一杯出すことはできた。もちろんJ2に落とした悔しさとかいろんな想いはありますが、最後ああいうふうに湘南らしい、観るひとたちを感動させるような試合ができたことは自分にとって誇りですし、みんなに感謝したいなと思います」
 
 新天地での挑戦に、あらためて決意を口にする。
 
「チームを降格させてしまい、移籍するのは申し訳ない気持ちでいっぱいですし、結果に貢献できなかったことは自分自身すごく悔しい。でも行くと決断した以上、湘南で育った選手はどこに行っても輝いてるねと言われるようにやらなければいけないし、そういう責任が自分にはあると思っている。不安や失敗するんじゃないかというようなネガティブな想いは一切捨てて、本当に強い覚悟をもって行きたいなと思います」
 
 活躍することが恩返しだと思っていると、湘南で育んだプレーや姿勢を胸にさらなる高みへと踏み出す。先んじて浦和へ移籍した生え抜きの遠藤航や鹿島で活躍する永木亮太をはじめ、次の舞台でサッカーと向き合う仲間と同じく、ユニホームが変わってもその躍動を見つめたい。
 
文:隈元大吾(フリーライター)
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