「一つひとつ目の前の壁をクリアしていって、レギュラーを取りたい」
試合後、チームの快勝とは裏腹に、雄也の表情は険しかった。その理由は、相手との接触で唇を切っていたからだけではあるまい。「兄貴ほどの馬力はないけど、走るスピードはあるし、シュートも持っている。ああいうタイプが後半に入ってきたら嫌だなと思う」という指揮官の期待に応えられなかった自分の不甲斐なさを堪えていたからでもあるだろう。
「点差は開いていましたけど、もう1点狙う気持ちでいました。実際、ゴールを取ってもおかしくないチャンスはあった。監督から求められたことに、対応できていないのが今の自分の力だと思います。短い出場時間のなかでも、得点を挙げるのがひとつの課題ですね」
そして、「今年は去年以上に結果にこだわっていきたい」と大会への意気込みを続ける。
「今の自分は、途中出場の身。チームの雰囲気を変えたり、攻撃の選手なので負けていてもひっくり返すくらいの力がないとダメだと思います。今大会は優勝するのが最終的な目標ですけど、まずは次の試合。一つひとつ目の前の壁をクリアしていくことが大事なのかなと。次の試合では点に絡むプレーを増やしたいし、レギュラー取れるように頑張りたい」
12月12日に行なわれる3回戦の明治大戦で、渇望するゴールという結果を残せるか。「レギュラー取り」と「兄超え」というふたつのミッションコンプリートを目指し、浅野雄也のチャレンジはまだまだ続く。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
「点差は開いていましたけど、もう1点狙う気持ちでいました。実際、ゴールを取ってもおかしくないチャンスはあった。監督から求められたことに、対応できていないのが今の自分の力だと思います。短い出場時間のなかでも、得点を挙げるのがひとつの課題ですね」
そして、「今年は去年以上に結果にこだわっていきたい」と大会への意気込みを続ける。
「今の自分は、途中出場の身。チームの雰囲気を変えたり、攻撃の選手なので負けていてもひっくり返すくらいの力がないとダメだと思います。今大会は優勝するのが最終的な目標ですけど、まずは次の試合。一つひとつ目の前の壁をクリアしていくことが大事なのかなと。次の試合では点に絡むプレーを増やしたいし、レギュラー取れるように頑張りたい」
12月12日に行なわれる3回戦の明治大戦で、渇望するゴールという結果を残せるか。「レギュラー取り」と「兄超え」というふたつのミッションコンプリートを目指し、浅野雄也のチャレンジはまだまだ続く。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)