【浦和】移籍を明言した永田充。指揮官もフランツと呼んだ実力派CBがこの6年に思うこと

カテゴリ:Jリーグ

轡田哲朗

2016年12月05日

「埼スタは入場の時に本当に熱くなるものがある。あの雰囲気でもう一度やりたい」

周囲もその実力を高く評価する。とりわけ、浦和のパスサッカーには欠かせない攻撃センスが光った。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 来年4月で34歳を迎える。だからこそ、サッカー選手としてもうひと花を咲かせたいと思うのは自然なことだ。
 
「(浦和に)6年間いましたけど、サッカー選手としても人間としても成長できたと思う。そこは本当に感謝しているし、これからが本当に大事になると思うし、新しいチームに行ってもここで得た経験を生かしてやりたい。ずっとタイトルを逃してきて、出場機会もそんなに……。終わりの方は出られなかったし、悔しさもありますけど、みんなと積み重ねてきた過程は充実していたし、必ずこのチームは来年結果を出すと思う。外からになっても応援したい」
 
 それでも、ほんの少しばかりの後悔は、「本当に怪我ばかりして貢献できなくて申し訳ないんですけど、それでも応援してくれている人がいて」というサポーターに、最後にピッチに立つ自らの姿を見せられなかったことだ。だからこそ、新天地での活躍を決意している。
 
「埼スタは入場の時に本当に熱くなるものがあるし、あの雰囲気でもう一度やりたい。でも、結果を出していけば自然とまたレッズと対戦することもある。それを目標にやっていきたい」
 
 浦和での6年間は、決して完全燃焼ではなかったのかもしれない。それでも、永田が浦和に残したものは決して小さくはなかった。静かに浦和を去る実力者は、新天地での出直しを誓っている。
 
取材・文:轡田哲朗(フリーライター)
 
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