［MF］
５ セルヒオ・ブスケッツ　６
前半は中盤のバトルでマドリーに軍配が上がるなか、バランスを取ろうと奮闘。後半は相手の裏をつく得意のプレーを連発し、イニエスタとともに「バルサらしさ」をもたらした。
 
４ イバン・ラキティッチ　５（60分OUT）
同胞のモドリッチと比べると、攻守両面で雲泥の差。無難な選択しかできず前を向けなかったうえ、運動量が多いわけでもなく、中途半端なプレーが目立った。
 
21 アンドレ・ゴメス　５（78分OUT）
試合を通じて完全に消えており、ボールタッチ数も数えるほど。１対１の局面では軽さが目立ち、イニエスタの代役として起用されるも物足りなさを露呈した。
 
［FW］
10 リオネル・メッシ　５
前半はアンカーに入ったモドリッチに完敗。守備が専門ではないモドリッチとコバチッチの身体を張った守りに持ち味を消され、MSNの脅威が半減した。後半も存在感がなく、下を向く場面も……。82分のイニエスタのお膳立てから得た絶好機は決めたかった。
 
９ ルイス・スアレス　6.5
S・ラモスとのマッチアップでは身体を張って応戦。先制点の場面では一瞬でL・バスケスを押してフリーになるずる賢さを見せて、このところ消えつつあったらしい“野性味”を出した。
 
11 ネイマール 6.5（87分OUT）
前後半を通じ、MSNの中でもっともキレを感じさせる。ヴァランヌとの１対１で仕掛けてファウルを誘って得たFKでは、精度の高いボール送ってアシストをマーク。68分にカルバハルを翻弄したシーンで決めきれていれば完璧だったが……。
 
［交代出場］
８ アンドレス・イニエスタ　6.5（60分IN）
ウォーミングアップ時からイニエスタ・コールが沸き起こる。このキャプテンが入ることで中盤でバルサが最も必要としていたタメができ、中盤が“呼吸”できるようになったその存在感は見事。82分の４人の間を抜くスルーパスは圧巻。
 
７ アルダ・トゥラン　-（78分IN）
中盤に入り、その後は左ウイングへとポジションを変えるも、目立ったプレーはできなかった。
 
６ デニス・スアレス　-（87分IN）
ほとんどボールに触ることなく終了。
 
※採点は10点満点で「６」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
取材・文：豊福晋