「次で負けたら何の意味もない。本当の意味でのタイトルを獲って喜べればいい」
鹿島は第2ステージ終盤に失速し、ラスト4試合でまさかの4連敗。少なからず不安を残して、ポストシーズンに突入した。それでも、最終節後に決起集会を行なうなど選手同士で密にコミュニケーションを取り、気持ちをひとつにしたという。その中心にいたのは、やはり小笠原である。
「第2ステージ終盤に負けがこんだ? それはそれ、これはこれ。勝てないなかでも、もがいて、苦しんで、みんなでいろんな話をした。決して悪いことばかりじゃなかった。でも、まだタイトルを取ったわけじゃないし、次で負けたら何の意味もない。(浦和との決勝で)しっかり勝って、本当の意味でのタイトルを獲ってみんなで喜べればいいと思う」
小笠原はかつて、「アントラーズも最初から強かったわけじゃない。タイトルを獲るごとに強くなってきた」と語ったことがある。年間勝点1位・浦和との決戦を制し、18回目の戴冠を果たしたら――。その経験と自信が選手たちの血となり肉となり、鹿島は再び常勝軍団へと返り咲くだろう。寡黙なリーダーの小笠原が、誰よりもその瞬間を待ち望んでいるはずだ。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
「第2ステージ終盤に負けがこんだ? それはそれ、これはこれ。勝てないなかでも、もがいて、苦しんで、みんなでいろんな話をした。決して悪いことばかりじゃなかった。でも、まだタイトルを取ったわけじゃないし、次で負けたら何の意味もない。(浦和との決勝で)しっかり勝って、本当の意味でのタイトルを獲ってみんなで喜べればいいと思う」
小笠原はかつて、「アントラーズも最初から強かったわけじゃない。タイトルを獲るごとに強くなってきた」と語ったことがある。年間勝点1位・浦和との決戦を制し、18回目の戴冠を果たしたら――。その経験と自信が選手たちの血となり肉となり、鹿島は再び常勝軍団へと返り咲くだろう。寡黙なリーダーの小笠原が、誰よりもその瞬間を待ち望んでいるはずだ。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)