「我々は試合中でも戦術を変えられる」(ハリルホジッチ監督)。
もっとも、意図的ではなかったにせよ、サウジアラビア戦のテストと位置付けられたゲームで、指揮官の言う“ソリューション”のひとつを試せたのは悪いことではない。
「我々は試合中にもタクティクス(戦術)を変えられます。もちろんすぐにベストな形を見つけられるわけではありませんが、オートマティックにしなければなりません」(ハリルホジッチ監督)
自然発生的に実現したハリルジャパンの秘策「4トップ」。先述した小林のチーム4点目は、左サイドを突破した原口のクロスから生まれているが、エリア内には岡崎、久保、そして少し遅れてゴール前に侵入してきた浅野がスタンバイする厚みのある攻撃を仕掛けられていた。
それだけ人数をかけていれば、相手のマークが集中するのも当然。原口のクロスは一度クリアされたが、そのこぼれ球を拾った小林がフリーでシュートを打てたのも、ニアに走り込んだ岡崎や、ファーで待つ久保がオマーンのDFを引き連れていたからだ。
前線に4枚を並べる“破壊力”とその効果は十分に実証された。欧州の最先端システムでもある4トップは今後、重要なオプションになるはずだ。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
「我々は試合中にもタクティクス(戦術)を変えられます。もちろんすぐにベストな形を見つけられるわけではありませんが、オートマティックにしなければなりません」(ハリルホジッチ監督)
自然発生的に実現したハリルジャパンの秘策「4トップ」。先述した小林のチーム4点目は、左サイドを突破した原口のクロスから生まれているが、エリア内には岡崎、久保、そして少し遅れてゴール前に侵入してきた浅野がスタンバイする厚みのある攻撃を仕掛けられていた。
それだけ人数をかけていれば、相手のマークが集中するのも当然。原口のクロスは一度クリアされたが、そのこぼれ球を拾った小林がフリーでシュートを打てたのも、ニアに走り込んだ岡崎や、ファーで待つ久保がオマーンのDFを引き連れていたからだ。
前線に4枚を並べる“破壊力”とその効果は十分に実証された。欧州の最先端システムでもある4トップは今後、重要なオプションになるはずだ。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

11月10日発売号は原口元気選手の巻頭インタビューに加えて、本誌恒例の「“最新”移籍相関図」をお届けします。これを読めばストーブリーグの見どころが丸わかり! またクラブダイジェストはJ2の松本山雅です。