【U-19優勝の舞台裏】難易度MAXの途中投入から劣勢の日本を救ったクレバーな観察眼

カテゴリ:日本代表

安藤隆人

2016年11月02日

「時間が経つのがめちゃくちゃ長かった」

U-19アジア選手権に臨んだ高校生の3人。左から原、岩崎、廣末。ともに戦った仲間だが、次は選手権の舞台で対戦する可能性も。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 非常に濃密な45分間だった。電光掲示板の時計に目をやり、「本当に時間が経つのがめちゃくちゃ長く感じました」と振り返ったように、途中出場だったが、ここまでの緊張感を伴う難易度の高い状況は、自身にとって初めての経験だった。
 
「サウジアラビアはこれまでの相手と違って格段に強かったですし、テクニックもあった。ああいう相手にもっとしっかりと対応しないと上にはいけません。もっともっと上手くなりたい」
 
 緊迫したなかでのプレーは、彼の向上心を大きく揺さぶった。それは間違いなく、成長への起爆剤となるだろう。バーレーンの地で高3ながらプロの選手と日々を共にしながら、日の丸を背負って真剣勝負が出来たこと自体大きな財産と言えるが、その濃密な45分間はとりわけ得難い、貴重な経験となったことは間違いない。
 
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
 
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