Jが注目する頭脳派DF――市立船橋・原輝綺が語る「プロ入り」「ライバル」「PK失敗」

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2016年07月26日

「市立船橋ではB2チームからのスタートだった」

市立船橋の最終ラインを統率する原。J来春のプロ入りが予想される有望株だ。写真:安藤隆人

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 いよいよ夏の高校王者を決めるインターハイ(高校総体)が7月27日に開幕。今大会の優勝候補の一角、千葉第2代表・市立船橋の最終ラインを牽引するのが原輝綺だ。Jスカウト陣も注目する彼に、プロ入りやともに守備陣を支える仲間との関係、さらには前回決勝について語ってもらった。
 
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――大会を前にJスカウトから注目される存在になっています。市立船橋に入って、自分がJクラブからオファーが来るような選手になると思いましたか?
 
 正直思わなかったですね。プロになりたい気持ちはありましたが、市立船橋に入ってレベルの高さに驚いて、僕はどっちかというと目立たない存在なので、厳しいかなと思っていました。高2で試合に出ていても、僕は別に何かをするわけではなくて、どちらかというと『陰で支える』タイプなので。
 
――原選手は本当にいい意味で『地味』ですよね。でもそうした部分が最大の魅力であり、玄人好みすると思います。
 
 結構そういう風に言われます(笑)。なので、僕は大学進学を考えていたのですが、伊藤竜一コーチといろいろ話をした時に、「プロを目指そう」と思って今年に臨みました。そこでしっかりとプロを意識できたことで、お話を頂けたのだと思います。
 
――現在はCBをやっていますが、原選手のこれまでのポジション変遷はどういうものですか?
 
 小学校でサッカーを始めた時はFWで、すぐに右サイドバックになって、中学校ではボランチをやりながらトップ下、左サイドをやっていました。市立船橋では、最初はB2チームからのスタートだったのですが、佐藤陽彦コーチがずっと僕を気に掛けてくれて、FW、ボランチ、3バックの真ん中とポジションを落として行ってくれました。それでディフェンスで育てようとしてくれました。
 
――高2の時は椎橋慧也選手(現仙台)とボランチを組んで、インターハイ準優勝に貢献しました。
 
 3-4-3の右CBでやりながら、4バックになったらボランチになっていたので、「僕はどっちで行くんだろう?」とは思っていました。去年はプレミアリーグが始まってからはずっとボランチをやらせてもらっていたので、インターハイはいいイメージでプレーできました。
 
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