• トップ
  • ニュース一覧
  • 【内田篤人の告白】希望と絶望の狭間で<パート3>。「精神的にも参るから、相手としては嫌」

【内田篤人の告白】希望と絶望の狭間で<パート3>。「精神的にも参るから、相手としては嫌」

カテゴリ:海外日本人

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2016年10月20日

「清武は弟みたいな存在なので、成功してもらいたい」

清武は弟みたいな存在だ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

──欧州組と国内組で(縦への速さへの)認識の差はありますか?
 
「ありますけど、ほんの少しだけです。海外に行って、1回体感したらできるわけで。その差が深刻な問題とは思わない」
 
──山口(蛍)選手も半年という短い期間でしたが、ドイツにいました。そこでの経験は財産になりますか?
 
「一歩を踏み出すだけでも凄いじゃないですか。セレッソで積み上げたものを一旦捨てて、海外に行く勇気は素晴らしいですよ。僕は昔、ヨーロッパのクラブでプレーする気もなかったし、アントラーズがめちゃくちゃ好きだったからよく分かる。日本に戻ることは決して恥ずべき行為ではないと思いますよ」
 
──「欧州移籍=成功」というわけではないですよね。そのクラブに合うかどうかが重要です。
 
「そうそう。ドイツとスペインのどちらが合うのかとか、クラブの状況もある。ヨーロッパに長くいるから成功というわけではないですからね。運も大事ですよ」
 
──清武選手がドイツからスペインに活躍の場を移しましたね。
 
「スペインって、ちょっと難しいイメージがある。日本人は巧いと言われるけど、スペイン人のほうがその100倍巧いですから」
 
――中村俊輔選手もそう言っていました。普通のボール回しで、全員がめちゃめちゃ巧いって。
 
「下手な選手はいないですよ。巧さの基準が違います、スペインは」
 
──この前、乾(貴士)選手も「『誰や?』っていう選手がめちゃくちゃ巧い」と言っていました。
 
「そうでしょうね。スペインのクラブとの試合が一番疲れます。(アスレティック・)ビルバオやバレンシアとの試合は、本当に疲れた。1対1の局面で振られるし、ボールもねちねち持たれて……。ワンタッチ、ツータッチでバンバン攻め込まれたりもして、ウザかった。足にくるし、精神的にも参るから、相手としては嫌です」
 
──バルサ、マドリードの両チームばかりがクローズアップされますが、セビージャやバレンシアなども文字通りの強豪です。
 
「嫌です、スペインのチームは。身体が大きくなくても強くて巧い。ズルいな、って」
 
──世界最高峰とも言われるリーガ・エスパニョーラで、清武選手は成功できるでしょうか?
 
「清武は弟みたいな存在なので、成功してもらいたい」
【関連記事】
【内田篤人の告白】希望と絶望の狭間で<パート1>。「その時は正直、治る気がしなかった」
【内田篤人の告白】希望と絶望の狭間で<パート2>。「彼が移籍したダメージは大きかった」
【J1】ラスト3節の対戦相手も丸分かり。“優勝&CS出場権争い”の見どころは?
【内田篤人の告白】希望と絶望の狭間で<パート4>。「復帰できないと思っている人たちには…」
【内田篤人/PHOTOギャラリー付き】「サッカー選手にとって一番良い時期(27歳)をだいぶ棒に振った」。ただ、「筋力はワールドカップの時よりも…」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト J名鑑の決定版!
    2月7日発売
    2025 J1&J2&J3 選手名鑑
    60クラブを完全収録!
    データ満載のNo.1名鑑
    ハンディ版も同時発売!
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト 恒例企画!
    2月10日発売
    2025シーズン
    Jリーグ開幕ガイド
    開幕戦の見どころチェック
    順位予想&インタビューも満載
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト スペシャル企画
    2月6日発売
    世界10か国の識者投票で決定!
    ウイングRANKING 2025
    伝説の名手たちも
    ランク化&フォーカス
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ