連係不足やコンディションの悪さを、改めて浮き彫りにした。
原口との好連係からフィニッシュまで運んだ形は評価できるが、本田の放ったシュートは試合を通じて、28分の場面の1本のみ。
その原因は、香川との連係不足にあるだろう。ふたりのコンビネーションで中央を突破した場面はほとんどなく、無難なパス交換に終始。ゴール前でボールを受ける機会を得られず、「ゴールを奪う」という点について言えば、脅威になり切れていなかった。
また試合勘の欠如も顕著に表れた。所属するミランでは、リーグ戦2試合(19分)・0得点(第7節終了時)と満足のいく出場機会を得られておらず、後半の体力が落ちていく時間帯を久しく経験していない。
そのため、躍動していた前半とはうって変わって、後半は明らかに“ガス欠”状態。相手のビルドアップを追いかけるのに精一杯で、交代する84分までに、ボールに絡んだのはわずか7回と、徐々に存在感を失っていった。
さらには、オーストラリアに押し込まれる展開になり、日本の攻め手が苦し紛れのロングボールでのカウンターばかりになったことも、本田がトーンダウンした要因だ。いくらボディバランスに優れる本田といえども、ハイボールの競り合いでは、身長の高いオーストラリア守備陣に分があり、前線でボールが収められなかった。
岡崎の負傷もあり、オーストラリア戦では応急措置的な起用だったかもしれないが、“CF・本田”の新たな可能性を示したと同時に、香川との連係不足や、コンディションの悪さを改めて浮き彫りにした。
【本田のオーストラリア戦のプレー内訳】
※84分途中交代
■プレー回数
前半 19回
後半 7回
■パス数
前半 18回(スルーパス1回)
後半 7回(スルーパス0回)
■パス成功数
前半 14回
後半 7回
■ボールロスト
前半 9回
後半 2回
■パスを出した回数(選手)ランキング※カッコ内(前半/後半)
1位 原口元気 6回(4回/2回)
山口 蛍 6回(3回/3回)
3位 香川真司 3回(2回/1回)
4位 小林 悠 2回(2回/0回)
酒井高徳 2回(1回/1回)
6位 吉田麻也 1回(1回/0回)
長谷部誠 1回(1回/0回)
■パスを受けた回数(選手)ランキング※カッコ内(前半/後半)
1位 小林 悠 7回(4回/3回)
2位 山口 蛍 6回(5回/1回)
3位 長谷部誠 5回(3回/2回)
4位 槙野智章 3回(3回/0回)
5位 森重真人 2回(1回/1回)
酒井高徳 2回(2回/0回)
香川真司 2回(1回/1回)
原口元気 2回(2回/0回)
その原因は、香川との連係不足にあるだろう。ふたりのコンビネーションで中央を突破した場面はほとんどなく、無難なパス交換に終始。ゴール前でボールを受ける機会を得られず、「ゴールを奪う」という点について言えば、脅威になり切れていなかった。
また試合勘の欠如も顕著に表れた。所属するミランでは、リーグ戦2試合(19分)・0得点(第7節終了時)と満足のいく出場機会を得られておらず、後半の体力が落ちていく時間帯を久しく経験していない。
そのため、躍動していた前半とはうって変わって、後半は明らかに“ガス欠”状態。相手のビルドアップを追いかけるのに精一杯で、交代する84分までに、ボールに絡んだのはわずか7回と、徐々に存在感を失っていった。
さらには、オーストラリアに押し込まれる展開になり、日本の攻め手が苦し紛れのロングボールでのカウンターばかりになったことも、本田がトーンダウンした要因だ。いくらボディバランスに優れる本田といえども、ハイボールの競り合いでは、身長の高いオーストラリア守備陣に分があり、前線でボールが収められなかった。
岡崎の負傷もあり、オーストラリア戦では応急措置的な起用だったかもしれないが、“CF・本田”の新たな可能性を示したと同時に、香川との連係不足や、コンディションの悪さを改めて浮き彫りにした。
【本田のオーストラリア戦のプレー内訳】
※84分途中交代
■プレー回数
前半 19回
後半 7回
■パス数
前半 18回(スルーパス1回)
後半 7回(スルーパス0回)
■パス成功数
前半 14回
後半 7回
■ボールロスト
前半 9回
後半 2回
■パスを出した回数(選手)ランキング※カッコ内(前半/後半)
1位 原口元気 6回(4回/2回)
山口 蛍 6回(3回/3回)
3位 香川真司 3回(2回/1回)
4位 小林 悠 2回(2回/0回)
酒井高徳 2回(1回/1回)
6位 吉田麻也 1回(1回/0回)
長谷部誠 1回(1回/0回)
■パスを受けた回数(選手)ランキング※カッコ内(前半/後半)
1位 小林 悠 7回(4回/3回)
2位 山口 蛍 6回(5回/1回)
3位 長谷部誠 5回(3回/2回)
4位 槙野智章 3回(3回/0回)
5位 森重真人 2回(1回/1回)
酒井高徳 2回(2回/0回)
香川真司 2回(1回/1回)
原口元気 2回(2回/0回)

10月13日発売号ではJ1・第2ステージ残り3節の見どころを特集。中村憲剛選手のインタビュー、楢﨑正剛×田口泰士選手の対談に加え、J1・500試合の偉業を達成した阿部勇樹選手のストーリーにも迫ります。クラブダイジェストはC大阪。