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U-16日本はなぜイラクに勝てなかったのか? 森山監督「日本では『そこなの?』と思われるけど…」

カテゴリ:日本代表

安藤隆人

2016年10月03日

U-17ワールドカップに向けて対象年齢の幅が広がり、さらに競争が激化。

U-16アジア選手権では厳しい試練も味わった。この経験を来年のU-17ワールドカップに生かしたい。(C) J.LEAGUE PHOTOS

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「1年間、選手たちと自分も成長してもらえる機会が得られて良かった」
 
 これが森山監督の心からの本音だろう。足りないならば、足りるまで植え付ければいい。
「(準々決勝で)勝って泣いて、3日後には(準決勝で)負けて泣いて。そういう中で自分がどういうプレーをしていたか、『あそこでああいうプレーが出来ていれば』と感じられたなら、それを課題として自分の日常に持ち帰ってほしい。1秒、0コンマ1秒を大事に出来るか。それをインドに行った選手は感じてくれたと思う」(森山監督)
 
 今回、インドの地を踏んだ選手たちは明らかに精神的なたくましさを身に着けたのは間違いないだろう。森山監督としてもやりがいはさらに増したはずだ。
 
 世界へ――。
この扉を開いたのは、間違いなく彼らの力だ。インドのピッチ内外でのストレスフルな環境下で、彼らは立派に戦い抜いた。
 
 ここからは新たな競争が始まる。今回は1次予選で登録したメンバーから、追加招集出来るメンバーが、2000年9月生まれ以降となり、U-16の対象年代である2000年1月~8月生まれの選手は追加招集出来なかった。しかし、これからは彼らもU-17ワールドカップ出場を懸けた生存競争に加わって来る。
 
 激化するポジション争いの中で、メンタル面のたくましさを身に着けたインド組はどういう成長曲線を描いて行くのか―――。
 
 かくしてU-16アジア選手権の閉幕は、彼らにとって、世界に向けてのリスタートの号砲となった。
 
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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