【日本代表】予選突破の鍵を握る「ボランチコンビ」の最適解は?

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2016年09月28日

「リオ五輪で出色だった大島は使い続けるべき素材」(浅田氏)

将来性の高い大島は、現状では物足りない部分があっても、使い続けていくべき素材だ。(C)SOCCER DIGEST

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●浅田真樹 (スポーツライター)
大島僚太(川崎)×長谷部誠(フランクフルト)
「リオ五輪で出色だった大島は使い続けるべき素材」
 
 リオ五輪を見ていても、大島の落ち着いたプレーぶりは出色だった。少々相手に寄せられてもまったく慌てずパスを出し入れし、状況次第では自らもドリブルでボールを持ち運べる。また、先のUAE戦を見ても予想以上に守備での貢献度は高かった。現状では物足りない部分があっても、使い続けていくべき素材だ。
 
 攻撃の組み立てでは柏木も引けを取らず、視野が広い点では大島以上だと思うが、年齢的なことから大島を優先したい。いずれにしても、大島、柏木のいずれかはボランチに置く必要がある。そうでないと、タイ戦のように攻撃が非常に単調なものになってしまう。
 
 若い大島を使うにあたって、パートナーには長谷部を起用したい。世代交代の促進とは矛盾する部分もあるが、キャプテンとしてのリーダーシップを含めて考えると、長谷部をすぐには外しにくい。経験の浅い大島の指導係としても適任だ。
 
 とはいえ、過去の日本代表を見ても、30代の選手はいつ大きく調子を落とすか分からず、長谷部に頼り続けるのは危険だ。親善試合なども上手く活用しながら、 山口、あるいは浦和の遠藤に切り替える用意は必要だ。
 
 また、両SBも含めた全体のバランスをどう取るかにもよるが、今のように攻撃が中央に偏るなら、SBのポジションを下げて、その分ボランチが縦のポジションチェンジを繰り返して崩すほうが有効ではないか。そうであれば、大島と柏木を組ませてみたい。
 
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