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【岩本輝雄のオタクも納得!】“悪癖”を打ち消したフロンターレ。小林悠は“勝点3をもたらす男”に――

カテゴリ:連載・コラム

岩本輝雄

2016年09月26日

神戸、広島、鹿島、G大阪。残り4試合でどんな戦いを見せてくれるか。

後半は3バックから4バックへ。ウイングバックの車屋(20番)もSBに入り、マルティノス(20番)の突破を阻止した。写真:徳原隆元

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 3-4-3から4-2-3-1へ。こうしたシステムや戦術の変更に対して、フロンターレの選手たちの順応力の高さも「さすが」という感じだった。
 
 19歳の三好の追加点も見事。ループシュートも上手かったけど、自分が打ちやすいようにボールを置いたあのファーストタッチがすべてだったのではないかな。失点につながるパスミスは大きな反省材料だけど、それも含め、本人にとっては良い経験になったと思う。
 
 それにしても、「サッカーは2点差が一番怖い」とはよく言われることだけど、まさにそれを痛感するゲームでもあった。
 
 まだフロンターレが2-0のリードを保っていたロスタイムに、憲剛がポストを叩く決定的なシュートを放った。決まっていれば、そこでおそらく試合は決まっていたはず。でも、そうはならなかったし、一見するとセーフティに思える「2点リード」も、わずか数分間であっさりとリセットされる。
 
 最終的にはフロンターレが勝ち越して、エンタテイメント性に満ちた「神奈川ダービー」は、サッカーの怖さを思い知る一戦でもあった。
 
 年間順位の首位を守り、第2ステージの優勝もまだ狙えるフロンターレには、残り4試合も相当に厳しい戦いが待ち受けている。次節は上り調子の神戸で、以後は難敵の広島、第1ステージ覇者の鹿島、そして最終節はガンバだ。
 
 ここでフロンターレがどんな戦いを見せてくれるのか。チャンピオンシップも見据えるなか、悲願のリーグ制覇に向けて、さらに逞しさを身につけていくことを期待したい。

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