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【川崎】ロスタイム“9分”での2失点から劇的な勝利。窮地のチームに中村がかけた言葉とは?

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2016年09月26日

期待の若手への叱咤激励も忘れない。

この日はボランチとしてチームをコントロールした中村。プレーだけでなく言葉でもチームを引っ張った。写真:徳原隆元

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 ただ、自らも絶好機をバーに当ててしまったシーンを振り返りながら、チームの課題も指摘する。
 
「自分だけじゃなくてそれ以外にも、はっきり言って今日は、点は一杯取れた。自分たち次第だった。打ち損じや打ち急ぎ、最後合わないとか、数的優位の状況を作ったにも関わらずそういうのが多かった。もっと決めていれば楽になっていた。
 
 カウンターというかボールを取られて攻められてもいた。シュートで完結するか、決め切って終わらないと。相手は嵩にかかってきていたから、そこをビルドアップして後ろがチャンスを作っていたので、前には冷静さを求めたい。ただそれでも3点取ってくれているので、自分を含めて2失点してしまったのは、ミスでもあります。お互いで支えあう試合だったし、冷静に考えれば2-0以上で終わる試合だった。そこは課題かなと」
 
 さらに1ゴールと結果を残したものの、失点につながるパスミスを犯した三好を叱咤激励する。
 
「彼があそこのポジション(この日は3-4-2-1のシャドー)をやる時は言い続けている。あそこで受けられるのは当たり前、前を向けられるのも当たり前になってきたら、最後のバイタルエリアの仕掛け、どれだけ怖いプレーをできるか。まだまだノリでやるところはあるので、こればっかりは言っていくしかない。
 
 本人も自覚しているからこそ、このスピードでここまで来ている。点を取ってくれた選手だからあんまり言わなくても良いかもしれないけど、今日に関してはもっとやれたと思うし、彼もそう感じているはず。2失点目につながるパスミスはいただけないけど、下を向かずにやったので、こういう経験が彼を大きくすると思う」
 
 チームの課題を口にしながら、若手の成長も促す。川崎を支えるキャプテンの顔には慢心の影はなかった。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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